一人の道

レーネンさんはハワイを捨て、オレゴンに一人でお金も持たずに移住しました。ハワイでのさまざまな環境の中、自分を大切にすることを選択したと思います。高齢だから、未来が心配だからではなく、感情的なつながりのある人たちに対してさえともに成長と進化を選択しないのならばそれをリスペクトし、自分にとって適切な選択をし、一人の道を進みました。その結果、前よりもレーネンさんから発せられる言葉にまたインスパイアされるようになりました。これが、成長と進化だと思います。

レーネンさんとともに仕事をして12年、この飽きっぽい私がこうやってやってきたのは、レーネンさんの進化から創造される言葉とエネルギーです。みゆきさんも同じです。みゆきさんが常に自分自身を厳しく見て、自分以外の人たちと自分を切り離し、孤独な鍛錬によってより高いところから受け取るそのメッセージに私がインスパイアされます。これも一人の道の選択です。みゆきさんのスピリットからのメッセージと絵を受け取る方はわかると思いますが、それぞれの究極の課題と全人類へ当てはまる真実です。

より進化した、高いところからのメッセージに触れる、この仕事をするエネルギーになります。いつまでも個人の損得、私、私、私だけにフォーカスしたメッセージ、私にはつまりません。これって、個人レベルでも同じじゃないかと思います。成長と進化をしない、新しいエネルギーを人生に創造しないし、受け取れないし、つまらないのではないでしょうか?形に見えるもの、明確に見えるものだけにフォーカスをし、成長と進化のエネルギーを無視続ける、成長と進化のエネルギーがもたらす喜びと刺激を知らないからでしょう。それを知れば、何を持っている、持っていない、誰といる、いない、都合のいいことが起きる、起きないなんてそれほど重要じゃありません。

自分の問題をクリアに知っているのにできない、やれない、自信がない、家族、友人たちの問題にいつまでも関わり続ける、過去の影響にいつまでも翻弄され続ける、進化と成長のない人たちに囲まれ、同じところにいて不満とフラストレーションを持ち続けるのは、一人の道をいずれ進まなければならないからだとわかっているからなのかもしれません。

伊藤仁彦