思考で準備と計画をすればするほど、もたらされる奇跡に気づかない

人間は思考でこうしよう、ああしようなんてすべきではないと思います。準備と計画をすればするほど、もたらされる奇跡に気づかない、今回、ほんとうにそうだなという経験をしました。
 
ダニエル・マクドナルドさんが来日しましたが、すべて何の予想も期待もないところからでした。レーネンさんが滞在していた数か月前、30年間前から知り合いのマシューさんが突然、今、東京にいるんだけれどメールを送ってきて十数年ぶりに会いました。付き合っている男性が突然、東京に行ってきなとチケットを買っちゃったということでした。マシューさんと話しをしていて、「今、誰と付き合っているの?」とたずねると、ダニエルさんの写真を見せてくれて絵を描いている人だと教えてくれました。Keepingを見たとき、すごいいい絵だと思い、次の日にレーネンさんに見せたら、すごいいということでじゃあ、サイトで売るねという経緯でした。絵をサイトで売ってもいいかくらいな気持ちでした。
 
その後、レーネンさんがダニエルさんが水瓶座の時代に活躍すべきアーティストであり、過去と未来をブレンドするパワーを持つ、チャネルをする、スピリットと宇宙をクリエイティブさを使って表現するなどなど、いろんなことを言っていました。実際に会ったことがないのでそうなんだと思っていたのですが、1か月くらい前、またまた突然にマシューさんが「ダニエルがいきなり東京行きのチケットを買ったので時間があったら会いましょう」と言ってきて、ちょうど私は日本にいない時期で何の準備もないけれども「二人が帰国する前日だけ重なるのでこの日にイベントをしたらどう?」と10月8日のイベントが決まりました。
 
ダニエルさん、自分がどう絵を描くかとか、スピリットからのストーリーを描いているとか、一切、メールでも言いませんでしたし、マシューさんも詳しいことは何も言わなくて、10月8日のイベントの話の中でそうなんだといろいろわかりました。なんだ、レーネンさんが言ってた通りだったんだと思いました。マシューさんによると、オーストラリアではこういう話をするとクレージーだと思われるし、ダニエルは絵を描くプロセスとかいろいろ説明してくれないのでそのままにしていると言っていました。
 
ダニエルさんがしていること、結局、スピリットとのコミュニケーションであり、レーネンさん、みゆきさんたちがしていることをアートを使ってやっているだけです。こういう形でスピリットの世界と関わる、全く期待していないところからもたらされるし、30年も知り合いの友人とこういう形で関わる、思考で計画なんて本当にできないなあと実感です。
 
耳が聞こえない、英語のレベルも低い、LGBT、先住民とオーストラリアではネガティブと考えられる要素を持っているダニエルさんですが、伝統的な先住民の絵ではないとかいろいろ人に言われても絶対にめげないし、自分は自分を胸を張って生きている、10月8日の参加者の方々も感じていただけたと思いますし、実際に見る作品、ネットのデータで見ているものと全く違うとわかっていただけたと思います。存在しているだけでポジティブな影響とエネルギーを与える、そんな人でしたし、いろんな気づきを与えられたイベントでした。そして、私よりももっと若いのに非常に高い気づきと意識を持ち、お金、支配みたいな動機ではなくスピリットの世界のために働く、こういう存在たちがこういう形で出てくるのだとわかりました。どんなに才能、能力があっても過去のエネルギーを持っている人たち、もう成功できないと実感する人でした。新しい時代のエネルギーに合い、才能と能力を使って世の中に出てくる時代がもう始まっています。明らかにスピリットの世界と宇宙の意図を広げるという目的を持っている人たちです。私たちも自分をもっともっと知り、過去を手放し、変化、進化が必要だという刺激を受けました。
 
レーネンさんが来日します。ダニエルさんの作品の素晴らしさ、ダニエルさんの放つエネルギー、圧倒感、ブログやショッピングサイトではわからないようにイベントに来ていただかないと何も始まりません。エネルギーを感じる、それによって真実を実感し、そこからすべては導かれていきます。思考でする準備、計画に依存すればするほどもたらされる奇跡があっても思考に合わないと逃すだけです。
 
伊藤仁彦