いつまでも自分に選択肢があり、考える余裕があるなんて時代は本当に終わったと思います

ウィリアム・レーネンの来日が遅れております。現在、ビザの発給を待っており、10月末の来日を予定しております。10月のイベント、11月、12月に移動します。11月のイベントは現時点でそのままです。予定通りにならないけれども、どう対処するか、本人にもIBOKにもレッスンですが、来日するという可能性にフォーカスをしていろんな動きをしています。春の来日、6月のタコマでのイベントも実現できました。可能性はあると思います。

ブログは読んでいるけれどもIBOKのイベントに参加されていない皆様、今、世界情勢、その他さまざまな要因で本当にどうなるかわかりません。過去、半年間、申し込む期間があり、参加していただくために毎日、毎日、ブログでいろんな内容をアップしてきました。それでも結局、参加されない方もたくさんいると思いますが、もう人間が選択の中心である時代、終わったと思います。自分の選択次第であそこに行ける、ここに行ける、そんな時代も終わりました。ウィリアム・レーネンの来日が確定したら新しいスケジュールをアップしますが、もう考えている時間はありません。来日後、来週いきなりこのイベントをしますという可能性もあります。

2019年の終わりに今年がこうなるなんて誰も予想もしなかったでしょうし、本当に明日がどうなるかわからない時代です。ウィリアム・レーネンが数年前、「今、行動しないことで苦しめられ、死ぬまでそれに直面させられる」と言いました。その通りだと思います。あの国に移住したい、移住の選択は自分にいつまでもあると考え続けていても、今、少なくともそれは可能じゃありませんし、これから元に戻るかさえわかりません。可能になってももうそこの国でのチャンスは一切ないかもしれません。

参加できる、行動できるイベントの扉、来日できて可能になっても検討している時間はもう半年ありません。ビザが発給されても多分、1週間、2週間の間で決めていただくことになります。ウィリアム・レーネンをはじめIBOKの方々も亡くなった絵水さんのようにいつまでも存在しているわけではありません。いつまでも自分に選択肢があり、考える余裕があるなんて時代は本当に終わったと今年のイベントの実現とキャンセルを通した経験で実感します。

伊藤仁彦