自分の力を放棄し、自分以外を信じ、自分以外の人たちの言葉通りに自分を作っている

最近、本当に強く思うのですが、多くの人が自分の力を放棄し、自分以外を信じ、自分以外の人たちの言葉通りに自分を作っているのだなあと思います。本来の自分じゃない、周囲の人たちが無責任に言った言葉をベースに一生懸命に本当の自分じゃない自分を無理に生きています。

例えば、目立つ、うるさい、変わっている、変と言われたことから目立つ、うるさい、変わっている、変と嫌われるから自分を抑圧し、好かれるように、輪に入れるようにするうちにどんどん本当の自分を表現することから遠くなっていく。自分以外が自分よりも正しい、そうやって周囲の人たち、社会の言うことの方を信じていく。膨大なエネルギーと時間をかけて本来の自分じゃない不自然な自分になっていく。支配者たちが支配をかけるのは本当に簡単だと思います。

みゆきさんが提供している絵を見てください。この中には私が個人的に知っている人たちもいて、シリアスさのかけらもなく本質の部分では笑っていたり、どしっとしていたり、それぞれの絵が個人に向けたものですが、それぞれの絵が見る人たちに与える影響、それは個人、個人が自分の力を放棄し、自分以外を信じ、自分以外の人たちの言葉通りに自分を作って生きているということじゃないかなと私は感じました。

それぞれがただそのままの自分を生きればいいのに、過去に誰かが言った言葉に自分の力をあきらめ、自分以外に自分を委ねてしまって不自然な笑いをしたり、怖い感じになったり、とげとげしさを放ったり、あらゆるところで怒りを爆発させるチャンスを狙っていたり、複雑なやり方で自分のエゴを満足させようとしたり、あらゆる摩擦を人生に自ら招いているんだなあと思いました。

いろんな過去が壊れる今、本当の、本来の自分をみゆきさん、レーネンさん、天翔さん、マックスさん、リザべスさんに客観的に伝えてもらってはいかがでしょうか。数十年、本当の自分じゃない自分を生きてきたなら、それを反転させればバランスを実現できると思います。今って本当にチャンスだと思います。

いろんなことに反応がある、裁きがある、偏見がある、だから生きているわけでもう学びきりましたとか、誰もがまだバランスを実現する何かがあるから生きているんだと思います。学びきったのなら、あらゆることに反応、裁き、偏見がないと思います。

伊藤仁彦