仕事をするなら、サイキック、お受けになる方、私が摩擦にならないものを選択しようと思います

私がこの仕事を始めたのは、レーネンさんの生活を支えるということが大きな動機でした。最初に会ったとき、レーネンさんは病気ですべてを失い、何も持ってませんでした。なぜかわからないけど、何とかしなくちゃいけない、その一念でここまでやって来て、お金を払ってくれるなら受けます、それでここまで来ました。昨年のレーネンさんのウェブカメラによるセッションもほぼ毎日やりました。レーネンさんと魂のつながりをサイキックのパワーで強化することが目的でした。そしてセッション中にそのつながりを切らないためにお申込みの方々にとにかく必要なメッセージを渡し、まとめ、完了させる、それだけに徹しました。

レーネンさんの最後の2時間ライブで1時間経過してレーネンさんのエネルギーががくっと落ちたことに気づいた方いますか?脳を満足させるための質問が出て、それを聞いているだけでレーネンさんの魂とのつながりは切れたのです。なぜを止めなさい、論理的に考えるのを止めなさいとレーネンさんが言ってたのはこれです。みゆきさんが終わった後に私に説明してくれました。宇宙の癒しの流れに反するエネルギーを放たれたとき、レーネンさんの魂とのつながりは切れたということです。宇宙の癒しに反するエネルギーを放って生きるのは個人の選択ですが、これをセッション中にされると困るので、サイキックのパワーで魂とのつながりを強化する必要があったレーネンさんのウェブカメラによるセッション、私がまとめさせてもらいました。

この15年の仕事が今、終了し、そしてレーネンさんとの壮絶な最後の数か月を通して思うのは、私は摩擦を創造したくないし、摩擦を創造する原因にもなりたくないということです。レーネンさんだけではなく、他のサイキックたちも何度も何度も同じメッセージをお伝えした人たちがたくさんいます。ほほ笑みなさい、リスペクトを生きなさいとわかりきっているような、しかし、本当に重要なメッセージですが、こんなシンプルなメッセージは多くの人にとってメッセージじゃないのです。

お金払って、もっと私に関してないですか?と多くの方たちがまだまだ知るべき魔法の可能性があると思っていますが、ほほ笑みなさい、リスペクトを生きなさいと何度も何度も繰り返し伝えていることはずっと無視し、でももっとよくなれるはずと期待を持って新しい情報を求める方たちがたくさんいます。ほほ笑む、リスペクトを生きるというエネルギーは放たないのに、よくなろうとする、私は矛盾を生きていると思うのと同時に、外に向けて摩擦を創造するエネルギーを放っていると思うのです。

レーネンさん亡き今、私はもうお金のことを心配する必要もないし、仕事を通して摩擦を創造するつもりもありません。違うと感じるお申込み、私が通訳をやる以上、お断りしようと思います。仕事をするなら、サイキック、お受けになる方、私が摩擦にならないものを選択しようと思います。時代は変化したと思います。お金を払えば何でもできる、その時代は終わったと思います。お金になってもお互いに摩擦を創造するもの、この時代に私は合わないと思います。

伊藤仁彦