1年間の壮大なプロジェクト6

リザべスさんにレーネンさんの電話番号も渡し、今どうなっているかを調べてもらいました。レーネンさんの電話番号も変わっていたので、二人はしばらく交流はありませんでした。リザべスさんがレーネンさんと話をすることができ、リハビリセンターにいるということがわかりました。リザべスさんがレーネンさんを訪れ写真を送ってくれたのですが、ちょっと前にオンラインで見たレーネンさんとは別人であり、それをすぐにみゆきさんに転送すると「生まれ変わったけれども、この体に入ろうとしている光のようなエネルギーがあるからレーネンさんは大丈夫」と言うのです。私にはこの状態で?という感じでした。もう死ぬような感じなのです。

そして、この光のエネルギーを絵にしてくれました。この絵は若い男性でやる気満々なのです。少年のような、若い男性なのです。リザべスさんは、「レーネンさんは周囲のナースと楽しく話したり、冗談を言ったりしているけど、まだ弱いからここでゆっくりして回復するといいよね」と言っていました。

その後、4月12日に仕事で使ったり、レーネンさんが来日した際に使っていたマンションが、みゆきさんがあるクライアントの方にセッションをしている時に「天井から水が垂れてきたから管理会社に電話して」と電話をしてきました。管理会社に電話すると「到着するのに30分かかる」と言われ、それを伝えると「洪水のように水が天井の電灯全部から落ちて来るから危ないのでここを出るね」と言い、私が到着するともう洪水でした。床下からではなく天井からの洪水です。私、みゆきさん、ともにそこでこの洪水の瞬間を目撃させられました。まるで、この日をわざと選んで二人とも見てなさいという感じでした。レーネンさんのスカイプセッションはもうしばらくお休みしていたのでこの部屋はしばらく使っていなかったのに、みゆきさんが使うその日に洪水が起きたのです。

これからどうしようという思いとともに、そういえばそのちょっと前にみゆきさんがレーネンさんがフクロウで出現し、天井を破っていったという話を思い出し、これは何かの大きな流れなのかなと思うようになりました。レーネンさんが天井を破っていって結果こうなり、私たち二人はこれを目撃させられたのであれば、これはレーネンさんの計画かもしれないから、ここでじたばたせずにこの水浸しのマンションがどうなるかを知れば、次の展開がわかるのではないかと思いました。このマンションはこれからの何かにつながっていて、このマンションの動きとレーネンさんのこれからは同期していると思ったのです。私はこのマンションの所有者の対応に一切をゆだねることにしました。この損害に何を提案してくるか、それによってレーネンさんの次の計画を知れると思ったのです。

これは、何かの計画であり、とりあえず今ここでレーネンさんの活動は中止しようと決めました。この中止を決めた時、私に多くの方がいろんなメールを送って来ました。これまでご苦労様とか、なんかいろんな勘違いメールでしたが、私は次の展開に向けての中止だったので何も返信しませんでした。(続く)

伊藤仁彦