すべての人がトラウマ的な経験をしています。トラウマ的な経験にきちんと対処しないと、魂の欠片がトラウマ的な経験をした過去世にずっとい続けるのです。つまり、みなさんの魂が完全な状態にならず、恐怖、不安、落ち込みなどを抱えたまま生きるだけではなく、今回の人生を意識的に生きようとならなくなるのです。
このプロセスは、起きたことを変えるのではなく、あなたの意識にこの経験を浮上させ、認識し経験として受け入れ、宇宙にこの経験を返すのです。そうすると、誰かの旅に使用するためにリサイクルされるのです。どこかに置き忘れた魂のかけらは、そうすることによって元の魂と統合し、もっと完全になるのです。受け取る与える、自然なサイクルを生きることと同じであり、気づくべき過去世に光をもたらすことでもあり、今のあなたにクリアさ、気づき、強さ、回復する力となるのです。
私に見せられた3つの過去世、ただの経験だったと受け入れ、宇宙に返す必要があるものです。
1．
まず、私に最初に見えた過去世は、1800年代の終わりのハンガリーです。あなたが19歳の女性であり、地域のカトリックの教区が提供する看護プログラムを卒業する準備をしていました。このプログラムに参加するためには、カトリックの尼僧とともに修道院に住むことが必須でした。ここでの状況は、生徒たちが基本的に必要とするものだけしか提供せず、看護プログラムに参加しながら、教会の宗教的な基盤となる教えを学びました。当時、この修道院には12人の尼僧が住み、4人が看護プログラムのクラスを教える先生たちでした。
看護師になりたいというあなたの熱意は、母親が病気になった時に始まり、12才の頃でした。母親が病気の時、あなたは父親の農場に住み、この地域の2人の女性たちがいました。毎日、この2人の女性たちが来て、交代で母親の面倒を見てくれました。1人は准看護師でした。もう1人は大家族の年上の女性であり、自然なヘルスケアの経験にあふれていました。死につつある母親の面倒を見る女性たちをサポートしながら、あなたはこの女性たちの仕事に魅了され、この女性たちはあなたに看護師になるようにすすめました。教会を通して2人がこのプログラムに参加する助けをしてくれ、17歳の誕生日に受け入れられました。
2年間、このプログラムに参加し、シニアの尼僧の1人の厳しさにさらされました。この尼僧は大先生と考えられる人でした。あなたはいつも、人を非常に嫌う、特にあなたに対して、とても怒りの強い女性だと思っていました。あなたをターゲットにして、他の生徒にはしなくてもいいことを余分にやらせるように感じていました。それだけではなく、あなたに聖書の詩をいつも覚えさせました。一日中、この女性があなたを監視しているように感じました。あなたは、ある種の恐怖を覚えるようになったのです。あなたを厳しく扱っても、あなたは生徒として卓越しており、他の生徒よりもいつも優秀でした。
卒業まで残すところ1か月という時、恐怖心を持ちながらこの大先生についに対峙しようと決めました。このプログラムの間ずっとどうしてあなたに厳しかったのかをたずねるつもりでした。あなたの勇気ある質問にとても怒った後、自分の胸に両手を置き、窓の近くの長椅子に大先生は座りました。両目に涙をため、敗北の顔で振り返り、あなたを見つめました。小学生以来、大先生はあなたの父親にどうやって恋に落ちたかを詳細に話しましたが、あなたのお父さんは農場の仕事で忙しく、それに気づくことはありませんでした。自分ではなく、自分の友人とあなたのお父さんが結婚したのを知った時にとても落ち込んだと言いました。自殺のあらゆる方法を拭い去り、教会に人生を捧げ、家族、友人たちとは完全につながりを断ち切ったと説明し、人生の間の積もり積もった怒りをあなたにぶつけたことを白状しました。あなたの父親が大先生ではなく、あなたの母親と結婚をしたからです。
大先生は泣き続け、あなたに向かって両手を伸ばし、あなたに許しを求めました。あなたは、彼女に向かって近づき、両手を広げてハグしました。あなたが彼女に近づいた時、彼女は長椅子に倒れ込み、最後に息を吐き出す前に深く息を吸いました。あなたは、助けを求めて叫びましたが、彼女はすでに天使たちと去ってしまったと知っていました。
蔑まれた女性の激しい怒りを経験した時間は、あなたの人生を永遠に変えてしまいました。卒業後、あなたは看護師としてのキャリアを他の若い生徒たちをサポートするために使うことにしました。修道院で尼僧にはならず、先生となることで生徒たちが修道院で看護師になることを達成するサポートをするのです。
死因
40歳で長女が看護学校を卒業後に猩紅熱で死にました。
死ぬ時に考えたこと
母は、大先生が父を愛していたことを知っていたのでしょうか？大先生は死ぬ前に私が許したことを意識的に受け入れることができたでしょうか？大先生のカルマを解消するために、スピリットによってすすめられた修道院を通して看護プログラムに入ることを決断したことで、娘は同じ経験をしなくてもよいということでしょうか？
2．
私に見える2つ目の過去世です。1800年代初めのモンゴルです。30歳くらいの男性のあなたです。妻と3人の小さな子供たちがいます。モンゴル人の遊牧民族に生まれ、その族に属する両親に育てられました。あなたを妊娠中に合併症があり、母親はあなただけしか子供を産みませんでした。安全のために、子供はあなただけでよいと両親は決めました。あなたの部族は季節ごとにいつも場所から場所へと移動をし、とても大変でした。あなたの部族の多くの家族のように、あなたと妻は主要な収入と食べ物として数匹のヤギと羊を飼っていました。妻と結婚をした時、妻の家族から馬を贈り物として与えられました。生き残りのために不可欠な動物でした。
両親と同じ部族で育ち、モンゴル人としての人生をとても条件づけられました。あなたは人生と若い家族の未来に満足していました。あなたは学校を終えたら遠くに行くことを夢見たこともありましたが、あなたにとって最も心地よいと感じるところにいることに決めました。あなたの妻も結婚前の学生の頃に見ていた夢があり、中国で仕事を見つけ、家族を作ることでした。妻の両親は、あなたの結婚のプロポーズを受けたことを知った時に失望しました。どこか別のところで明るい未来を築いてほしかったのです。
時が経過し、あなたの一番下の子供がとても病気になり、医者に処方された薬に効果はありませんでした。穏やかな気候のところへ移住することをこの医師にすすめられました。ぜんそくの問題があったのです。また、場所から場所へと移動をするのも止めるように言われました。健康を改善するためには、安定した環境が必要であるとも言われました。あなたは頑固であり、いつものように部族とともにいることに決め、医師と妻の意見は聞きませんでした。妻はとても怒り、悲しく感じていました。あなたの身勝手な態度のためです。
ある日、あなたの動物たちが放牧されている近くの川で魚をつかまえようとしているとき、義理の父親がやって来ました。この部族に妻と子供たちを縛り、移動をし続けるのかとたずねると、あなたはそのつもりであると言いました。部族から離れるつもりはなく、子供は大きくなれば健康になるとあなたは感じていたのです。今だけの病気でいずれ消えますとあなたは答えました。義理の父親はあなたの頑固さにますます怒り、もし、男として家族の面倒を見ないならば、あなたに代わって自分が責任を取り、あなたの同意なしにより安全な場所に家族を移動させると言いました。
義理の父親からのこのような怒りの言葉を聞いた後、あなたは彼を地面に倒し、首を足で踏みつけました。自分の家族から離れないなら、ひどく痛めつけてやると言いました。あなたがそういうことを言ったので、彼は首から足をつかみ、立ち上がる時にあなたの足をねじりました。とても怒っていたので、意図せずにケンカの最中にあなたの足を折ってしまいました。痛みはひどく、あなたは動けませんでした。あなたを覆って立ち上がると、彼の怒りは以前よりもひどく、あなたは彼がしようとしていることを怖いと思いました。
あなたは、体を上げるために体の脇に転がろうとしましたが、彼はあなたの髪をつかみ、川にあなたを引っ張りました。恐怖で彼を見ると、川の中にあなたの顔を沈めようとしました。もがけばもがくほど、水を飲みこんでしまいました。力は尽き、水の中で眠りに落ち始めました。意識を失うとすぐに周囲に天使たちを感じました。
死因
殺害による溺死
死ぬ時に考えたこと
私はあまりに身勝手だから義理の父親は私を殺さなくてはならないとまで考えてしまったのでしょうか？妻と子供たちは私なしで生き残れるのでしょうか？
3．
３つ目の過去世で私が見えたのは、1930年周辺のロンドンです。30代中頃の女性であり、高齢の成功した企業家の未亡人でした。夫の子供は前妻との息子1人しかおらず、夫の富のほとんどを相続しました。離婚後、夫と前妻の息子との関係は破綻しており、あなたが会うことはありませんでした。5年の短い結婚生活の間、夫は息子の名前を言うことはありませんでした。
お金のこと、物質的なことを気にする必要もなく、あなたはいい生活をしていました。あなたは高層マンションに住み、このマンションのメインフロアにはレストラン、お店、あらゆるものがあり、建物を出ることなく用を済ますことができました。必要な物はすべて好きな時に得ることができました。
夕方には、この建物の入り口近辺にある、メインフロアにあるカクテルラウンジで時間を過ごしていました。この建物は、あなたの夫が所有していたものなので、誰もがあなたは誰かを知っていました。いつもお店、レストランのスタッフたちとやって来るのが好きであり、特にこのラウンジのスタッフたちが好きでした。あなたは、自分の地位と自分がどんなに大切な人かを知らしめることを楽しんでいました。
夫が亡くなる数か月前まで、あなたはこの建物で働くすべてのスタッフがあなたを賞賛していると思っていました。あなたの外見、服などあらゆることに嫉妬をしていると思っていました。時にあなたは自分が夢の中にいるのかしらとも思いました。なぜこんな風に感じたのか、あなたは現状に注意を払っていなかったのです。あなたは、実際にあなたの空想の中にいたのです。
ある金曜の夜、ラウンジにあるお気に入りのブースで座り、もう一杯、飲み物が届けられるのを待っていると、とてもハンサムな、あなたと同じくらいの年齢の男性があなたを見ながらほほ笑みました。あなたは、この男性のあたたかそうな外見が招待しているのだと感じました。お話をするのに招いたらいいとあなたは思い、ウェイターにこの男性があなたのテーブルに来るように伝えました。リクエストすると、この男性はゆっくりとあなたのブースにやって来ました。
数杯お酒を飲み、会話をしていると数時間が経過し、あなたは自分の部屋でもう一杯飲まないかと誘うには十分に心地よさを感じていました。夫が亡くなった後、あなたの相手をする人は誰もいませんでした。この男性は申し出に同意し、最上階のあなたの部屋に行きました。この男性は非常にハンサムであり、紳士でした。あなたは部屋の鍵を開け、中に入れました。
夜が更け、この男性はジャケットにあった、好みのアルコールをシェアしてもいいですかとたずねました。あなたはもちろん、それはいいわねと言いました。この男性は、グラスに自分のアルコールを入れ、あなたにゆるめ、この飲み物を楽しんでねと言いました。あなたは、これを飲み始めるとくすくす笑い出しました。
十分に会話をし、くすくす笑った後すぐにあなたは疲労を感じ始め、この男性はあなたに今晩泊ってよいかとたずねました。あなたは躊躇せずに同意しました。あなたの手を握り、あなたを寝室へと連れて行くと、いつもはこんなことはしないので、階下のスタッフたちには何も言わないでねとあなたはこの男性にお願いしました。誰にも言わないとこの男性は言いました。
枕に頭を横たえると、あなたはとてもめまいとふらつきを感じました。目がぼんやりし、口の中が渇きました。あなたも同じような感じかとこの男性にたずねると、いいえと言われました。あんなものは飲みませんよと言いました。あなたはまたくすくす笑うと、本当にそうなのとたずねました。もちろん、本気ですよ。あなたが飲んだのは毒ですと言われました。
突然、頭の中でひどいプレッシャーを感じ、この男性を見るのに頭を動かすことすらできなくなりました。あなたは誰なの？なんでこんなことをするのとあなたはたずねると、大きな声でくすくすと笑い、この男性はボスが言った以上にあなたはおろかだと言いました。誰？ボスってどいうこと？と言うと、ベッドのそばでひざまずいてあなたの耳にささやきました。あなたを殺害するためにボスに雇われたのです。ショックであなたは誰がボスなのかをたずね返すと、あなたの亡くなった夫の息子ですと言いました。ロックフェラーさんですよ。これが、深い眠りに落ちる時にあなたが聞いた最後の言葉でした。
死因
毒殺
死ぬ時に考えたこと
こんな風に人生が終わるなんて、何か間違ったことをしたのでしょうか？よい生活に値すると感じるすべてを望むことがそんなに悪いことだったのでしょうか？私は、また戻って同じことを繰り返すのでしょうか？
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