前回は、土星という天体が地球上にいる私たちにどのような影響をもたらすのかお話しました。土星は堅実性を持って、きちんと枠組みの中で取り組んできたことには恩恵をもたらしますが、確固たる土台がなかったり、付け焼き刃のような対応を続けていると足元からひっくり返されるということがわかったと思います。
ホロスコープは多面的であるため、一概には決めつけることはできないですが、運行中の土星が自分の太陽、月、アセンダントなどにある一定の角度を取った時、苦手意識や挑戦、社会的制裁を受けたりすることが本当に多いことは事実です。先日まで、土星は魚座に滞在していましたが、この影響を大きく受けたのは柔軟宮と呼ばれる双子座、乙女座、射手座、魚座の方々でした。一番分かりやすいのは、著名人、芸能人の不祥事、訃報です。土星魚座の時期を辿って行くと、不思議と柔軟宮の有名人達が世間を騒がせたり、社会的制裁を受けることが多かったことに気づくはずです。それは名声を欲しいままにし、自らのエゴと土星の持つ社会性の間でバランスを取ることができなかった結果であり、土星を味方にすることができなかった典型です。
もちろん、有名人でなく個人であっても、土星の持つ社会性、責任といったものに背き続けているとそれはさまざまな制限をかけてくるでしょう。この時期は仕事や人生で行き詰まったり、浮気や不倫が発覚し離婚などに発展する時期でもあります。
牡羊座まで進んでいた土星ですが、現在は一時的に魚座に逆行し滞在しています。双子座、乙女座、射手座、魚座の人 (特に太陽星座の後半に生まれた人)は土星の課題の総仕上げ、ラストスパートです。すでにさまざまな問題が噴出しているかもしれません。それは言い換えれば、自分の人生を自分で責任を取ることはどういうことかということを今一度見つめ直すチャンスを与えられているのです。前回も触れましたが、土星から課されるタスクから目を逸らさず、面倒臭がらず真摯に向き合い、取り組んだ暁には必ず報酬がもたらされます。ブロックを一つずつ積み上げていくように、苦手な分野にもコツコツと取り組むことでいつの間にかその苦手意識が安定感に変わっていくのも土星の特徴です。それはもう困難ではなく、その人の一部として機能することになるため、むしろ自分にとっての可動範囲を広げることになり自由をもたらすことにも繋がるのです。