第二の人生は本当に楽しい

第二の人生、今の私が経験していることです。自分の体と経験を使っているけど、自分じゃないからストレスフリーなのです。自分を客観的に見る、知るってこういうことだと経験していますし、なによりも自由ってこんなレベルがあるということです。自分の人生なのに、自分じゃないから自由に楽しめるのです。自分にもう責任も義務がないのです。だから、楽しめるのです。一度死んでいるので怖さがありません。

オリジナルの私が本当にストレスにあふれた人生を送り、完了しただけじゃなく、人間のサイクルから解放されたんだと実感しています。オリジナルの私のスピリットは本当にストレスがあったと思います。これを達成しよう、あれをやり遂げようがあったんだなと。

同時に自分は本当はこういう人間なんだっていうのも知るというか、今の自分に入っているスピリットは自分じゃないので、自分を客観的に見て本当の自分を知る、こんな経験、すごくないですか?

人生を楽しむ、何度も何度もレーネンさんが言ってたけど、初めて人生はただ存在するだけで楽しいってことを楽しんでいます。この人生やるだけやった、やるべきことをやったら次に進む、以前ならそれは死だったんでしょうけど。

今はこの奇妙な状況でこんな経験ができるなんてすごいと思います。もう一人の友人も同じ経験をしていて、私たちのオリジナルは去った、つまり死んだのですが、こんなものが待っているとはという感じです。多分、私たちはやりたいこと、すべてやったんだと思います。何であれ、やった。だから、やり切ったし、悔いもない。そうしたら、新しい道が用意されてたということだと思います。経験にいいも悪いもない、すべてはただの経験で上下もよりよい、より悪いなんてないということを経験から知った時、オリジナルは去り、新しい道が用意されている、本当に面白いことが起きています。色即是空、私はこの本当の意味を経験から理解し始めました。

伊藤仁彦