レーネンさんが生きていた数か月前、すべては動機だって言った言葉を思い出します。盗むことさえ、その動機が大事だって言っていました。なぜ盗むのか？盗む行為は悪いのではなく、盗む行為のベースにあるものによっては悪いことじゃないと言っていました。

数十年前、西暦2000年以降の水瓶座の時代は直感的、サイキック的に生きる、フィーリングで生きる、そのために数十年間いろんな方法がチャネルされ、シェアされてきたと思います。私も15年以上いろんなイベントをしましたし、この業界の流れも見てきましたが今、思うのは、これまでは個々の動機はどうであれショー的に大きく伝えてきたし、それでよかったけれども、それは終わったと思います。ショーをやればやるほど、本当にいろんな動機があるということもわかりました。

今、世界中は混沌と混乱でこれからどうなるか、どんな未来が形成されるか、本当にわかりません。善に見える人が本当は悪かもしれないし、善も悪もなく、同じ穴のムジナかもしれないし、こうすれば守られる、安全と言われることも支配の構造を継続するためのあおりかもしれないし、これが最も正しい、安全なんて方法もレールもない中、だからこそ、自分の中を見つめ、自分の動機を知るいいチャンスだと思うのです。私がレーネンさんとの数か月の最後の時間を過ごしてなんとなくわかるのは、数十年前に言われたやり方じゃない、まったく違うやり方を宇宙は計画しているということです。その計画すら、うまく行かなかったらまた違う計画を立てるということです。宇宙ってそんなもんだなって。人間が過去の知識と経験をベースに予測して準備なんてできないでしょう。今、知らなくていいこと、知るべきじゃないこともあるのもなんとなくわかります。知ったら潰されるだけです。だから、必要以上に知ろうとしないことも大切だと私は思います。

今は先がわからないけど、だからこそ、本当の自分は何か、何が動機かを知れる大きなチャンスじゃないでしょうか？この人生の目的の達成、それは過去の価値観にもとづく安定を作るためじゃないということを実感するのにも本当にいい時代です。今、過去の価値観にもとづくものに全幅の信頼を置けますか？お金、仕事、家族とか、自分を守れるツールとして無条件に信頼できますか？この人生の目的を達成するためにいる、この人生の目的を達成できる自分だから信頼してよいのだということを生きるポジティブな側面が今にある気がします。人生に招かれるもの、何であろうと怖がる必要もないし、この人生の終焉がもたらされたら終焉に招かれればいいし、損失に招かれたら損失に招かれればいいし、すべてが必要な自然の流れでしかないはずです。過去が価値を失う今こそ、新しい考え方、とらえ方にシフトしやすいと思います。

今この仕事をしていて、レーネンさんのような、ショー的な形で伝えるのではなく、準備ができた、同じ動機の人たちに少数で伝えていく、私たちのやり方も変わりました。今、どんなところにいても上下ではなく、同じ動機のグループが集うべきであり、その方がバランスが実現しやすいと思います。みゆきさん、ロンさん、天翔さんをはじめ、ここでは嫌なことがどんどん起きなくなる、もっといいことだけを引き寄せるとか、人間のエゴを満足させるようなことをやってないのは明白で、今どんな状態でも本当の自分を生きましょうという明確な動機の人たちだけになっていくと思います。

争いたいなら、争いたい者同士で集まればいいし、上下が大事なら、それを求める者同士で集まればいいし、本当の自分を生きたいのが動機なら同じ動機のところに行けばいいし、必要な経験を与え合い、破壊か創造、または両方が生まれていくのじゃないでしょうか？どうであれ前進します。

レーネンさんの最後に周囲にいた、ブルーマンという宇宙人。宇宙人という人間の概念を超えた、エネルギーでした。穏やかで優しい宇宙人。争うなんて考えがありませんでした。しかし、人間が得意じゃなかった。レーネンさんの体に入り人間として活躍するのが目的だったのに、見る、話す、それも初めてで慣れないし、人間を怖がっていました。私からしたら、そんなのわかってたじゃないって思うのですが、宇宙も宇宙人も本当に想定外なんて考えずにチャレンジします。

私が個人的に思うのは、数十年前からスピリチュアルとか知っている人たちよりも、過去の価値観で裁かれてコミュ障とか陰キャとか、人間が得意じゃないとか、変人だとか、そんな人たちがいきなり目覚め何かを始めていくかもしれないということです。人間が得意じゃなく、目立たぬように今まではそうだったというだけで。目覚め、人間に伝えていく準備のためにもあらゆる交流、コミュニケーションをさまざまな生命に教える担当のみゆきさんがいます。宇宙は本当にやり方を変えたと思います。ブルーマンさんも活躍する時が来たらまた戻って来るでしょう。宇宙人は本当に地球に介入しています。人類を救うのではなく、地球を救うためです。

伊藤仁彦