あなたの身体の歪みに沿った過去世のルーツと道を辿ります。
構成は、
・過去世の真実のストーリー
・過去の記憶が現世の自分に与えている影響
・上記による身体の反応（負担）
・３つの過去世のまとめ
注)写真はイメージです。一番近いものを探しました。
＜3つの道＞
①幻の魚を求め続けた人生
（ノルウェー）
-真実のストーリー-
あなたは、フィヨルド沿いにある小さな町に生まれました。
とても活発な男の子で、友達と一緒の時も一人の時も外を飛び回っていました。
その日は、友人たちと”ちょっとした冒険”と町から外れた森の奥に遊びに行きました。
ついつい遠出し過ぎて町に戻ってくる頃には日が暮れかかっていました。
小さな町なので道を照らす電灯も少なく、子供たちはみんな”暗くなる前に家に入りなさい！”と言われていました。
『まずい！怒られるーーー！じゃあ、明日学校でな！』とみんなチリチリバラバラに家に走って帰りました。
あなたの家は、友人たちの中で一番遠くにあります。
どうせ急いで走って帰っても怒られるだけだし、うす暗い町と海岸沿いを楽しみながらゆっくり帰ることに決めました。
その日は満月で風もなかったので、水面にも綺麗な満月が浮かんでいました。
これから怒られる時間が待っているというのに、あなたは足を止めその景色をしばらく眺めていました。その時、対岸の方で”バシャ！バシャ！”と水の跳ねる音がしています。
満月の光をたよりに目を凝らすと、”虹色に輝いた魚”が飛び跳ねているのが見えました。”え！？まさか・・・”と最初は自分の目を疑いました。
目を擦り、目をつぶり直し、何度見直しても”虹色に輝いた魚”です。
その魚は、満月に飛び移ろうとしているかのように何度も何度も月に向かって飛び跳ね続けています。あなたは、早く両親に見せよう！と全速力で帰ったのです。
怒る気満々で待ちかねていた両親を説得し、その海岸に戻ってくると、鏡のように動かない静かな水面に満月が映っていただけでした。
家に帰るとあなたはいつもの倍怒られました。あなたは”虹色に輝いた魚”の話を町中の人に話して回ります。誰も信じてくれません。
”じゃあ、僕は幻の魚を見たんだー！”と言うと、”昔から見た人間はいない。お前しか見てないのだから、幻の魚の話（伝説）なんかじゃなくって、それはお前の作り話って伝わるぞ（笑）”町中のみんなに笑われました。
その日からあなたは”虹色に輝いた魚の話”を止め、釣りをすることに決めました。
僕があの魚を釣って”幻の魚”にするんだ！と毎日、海岸に出かけ、時間がある限り釣りをしました。
あなたは、”虹色に輝いた魚”を釣ることだけに一生懸命で、自分に”釣りのセンス”があることと、釣りによって”センス（感覚）を磨いた”ことに気づいていません（気づけません）でした。風や船など外部からの現象によって起きる水面の音と、水面下にいる魚（生物）が動く音の違いを聞き分けることができたのです。
釣り糸を垂らして待つ釣りではなく、水面下で動く”音”、特にあの時の魚と同じ大きさの生物が動く”音”に反応して釣り糸を垂らしていました。魚釣りとしてはいつも大漁でしたが、あなたは”その他の魚”には目もくれず、ため息とともに逃がすか、”美味しそうだね！”と声をかけてくる人にあげていました。
そしてあなたは一生”大漁なのにため息ばかりをつく釣り”を続けたのです。
-過去の記憶が現世の自分に与えている影響-
あなたには自覚がないでしょうが、今もこの過去世の続き”幻の魚”を追い続けています。自分にとっての真実（幻の魚）を無意識下で”町の人（社会、人）に証明しよう！”という思い（考え）が強く残っています。そうじゃないと自分は信用されない（作り話だと笑われる、ばかにされる）と思い込んでいるからです。
この過去世の時のあなたも、今世のあなたも、非常に真っすぐな人で嘘をつく人ではありません。それゆえ、過去世で”町中の人全員に信じてもらえなかった”ということが受け入れ難く、悔しくて悔しくてたまらなかった当時の記憶が、今世のあなたのほーんの少し似ている経験（幼い頃誰かに”嘘だー”と笑われたなど）に触発され浮上したようです。
そのため、人に本心を言わないなど、自分自身に対しても”ばかなことを考えるな！”など常に”証明（説明）せよ”と厳しく接しています。
どこまで自覚があるかわかりませんが、幻の魚＝自分自身にも社会にも証明できる何かが釣れる（見つける）まであなたは自分自身と戦い続けている・・・ような状態です。
-身体の反応（負担）ー右の図①参照
頭部から足元まで真っすぐ伸びる赤い柱は、あなたの自分自身に対する厳しさのエネルギーです。その厳しい態度にあなたの身体は”丸太の柱”のように緊張し、硬直しています。そのため頭痛、首が曲がらない、肩（腕）が上がらないなど、背中、腰など、痛い・固い（固まる）などの症状が出やすいでしょう。
もっと進行すると過度のストレスによる過呼吸、血圧の異常などが出てくる可能性があります。
②祖父の”日課”を続け、祖父になった人生
（インド）
-真実のストーリー-
あなたの祖父は宗教的な人で、寺院の庭で毎日瞑想をしていました。
あなたが生まれてからは働く両親に代わって面倒を見てくれていたので、毎日の日課である瞑想にもあなたを連れていきました。
おじいさんは、自分以外の家族の考え（信仰心）や生き方を尊重していたので、あなたに宗教的な瞑想の方法を教えませんでしたが、大好きなおじいさんの隣で同じことをしたいがためだけに見よう見まねで、目を瞑って静かに座っていました。周りで遊んでいる子供たちの声に何度も片目が開き、駆け寄りたくて何度も”貧乏ゆすり”が起きましたが、隣で瞑想をしているおじいちゃんをチラ見しては諦めるということを繰り返していたのです。
再度、言いますが、おじいさんは強要していません。瞑想に集中していたため”遊んでおいで！”と声をかけることをしなかっただけです。
あなたが10歳にならないうちにおじいさんは亡くなりました。あなたは、泣き暮れるかわりに、おじいさんと行った寺院の庭のいつもおじいさんが座っていた場所に座り、いつもの通り目を瞑ったのです。
そうすることで、おじいさんと一緒にいる感覚を味わえ、おじいさんが目を開ける時間に目をあけることで”おじいさん”になれた気がしました。
その日からあなたの日課になりました。あなたは宗教的な教えに興味があったわけではありませんので、”瞑想”がしたかったわけではありません。あなたの日課は瞑想ではなく、大好きなおじいさんと一緒にいる、大好きなおじいさんになれる時間でした。
あなたが大人になる頃には、両親でさえ時々ギョッとする（生き返ったと思う）ほど、おじいさんとそっくりな顔になっていきました。
-過去の記憶が現世の自分に与えている影響-
あなたは、この人生で自ら勝手におじいさん（隠居後の老人）の人生を生き、自分らしい人生を生きていません。知ろうともしませんでした、そのため、あなたの魂は自分の人生を生きることを渇望しています。でも、その渇望をあなたの思考が”人間の価値観”に置き換え、目標（褒められる、感謝される、立派な人間）や憧れる誰かにならなくてはいけないと思い込ませています。
こうして”おじいさんになった人生”を”人を変えること”で繰り返しているのです。
あなただけではありませんが、人類が繰り返してきた”誰かの人生を生きる”ことは、過去の”亡霊（エネルギー）”を蘇らせ（創造し）生きていることになるのです。
多くの人間が幽霊だ悪霊だと怖がり、”除霊”や”供養”にお金をかけていますが、自分たちで幽霊や悪霊的な過去のエネルギーの増産を続けている（蘇らせ（創造し）ている）事実に向き合おうとしていません。人間の社会では、恐怖が一番のお金儲けビジネスになっています。
そして、その結果が今の地球です。
-身体の反応（負担）ー右の図②参照
あなたは、”何（誰）かになろう！”と”何（誰）か”を探しています。
そのため、自分のエネルギーが枯渇しています。特に、呼吸器系、冷え性による消化器系、婦人科系の不調が見られます。
本来は気力・体力ともにあるタイプですが、衰弱傾向に向かっているのを、”過去世から鍛え続けてきた”忍耐力と精神の強さで無理矢理カバーしている可能性があります。
③危険な挑戦（遊び）に明け暮れた人生
（中国）
-真実のストーリー-
あなたは、山の麓にある農村に生まれました。
とても活発な女の子で、ご飯を食べる以外は、男の子たちと畑の周りを駆け回って遊んでいました。この村では、女の子は13歳になるとお嫁に行く風習があります。
そして、家の仕事（畑仕事も含む）と子育てと女性は大層な働き手であるため、健康で活発なあなたはお嫁さん候補として大人気で、10歳を過ぎると婿さん候補がいる家からいろんな品物が届きました。11歳を過ぎる頃には”品物を受け取るだけ受けとっておいて返事がない！早く決めてくれ！”クレームが入るようになりました。
あなたの両親は、品定めの最中でまだ決めかねていました。
あなたは”冗談じゃない！私は嫁になんて行くもんか！”と嫁入り阻止計画を立てていました。その計画の一つとして”女の子なら絶対やらない、いや、男の子でもやらないような挑戦（遊び）”を始めたのです。
まず始めたのは屋根に上り、飛び跳ねダンスする。屋根伝いに走り回る。
そんな遊びをする子は今までいなかったので、”何やっているの？降りなさい！降りなさい！”と村人が集まり大騒ぎです。あなたは皆を見て笑いながら”大丈夫！大丈夫！”ともう一走りすると家のすぐ真横にある大きな木の枝を伝いながらピョンピョンと飛び降りました。”なんて危なっかしい子だ””おかしい”と村の人たちのコソコソ話に”なかなかいい感じ♪”と小さなガッツポーズをとります。
家に入ると両親のお説教が始まりますが、全く気にしていません。
次の日にまたやります。それだけではなく、日に日に飛び跳ねるダンスが”派手”になり、走るスピードも上がり続けていきます。あなたの”パフォーマンス”に村人たちも口をあんぐり開けるか、拍手するかに分かれてきました。
”あれは、嫁向きじゃないな”と誰もが気づく前に当初の”嫁になるのを阻止する”計画をすっかり忘れ、肉体と精神の両方に”刺激”を与えることで起こる”恐怖”を超え、”目覚める爽快感”の虜となったのです。
あなたは農村を飛び出し、いろんな場所でより刺激的な挑戦を始めました。
お金を取るつもりはなく、あなたの”危険な遊び”をみんなに見せて驚かせようとしただけでしたが悲鳴や握手の後、みんな自然にお金を置いていきました。
その後、中国各地を回りましたが、衣食住に困ることはありませんでした。
-過去の記憶が現世の自分に与えている影響-
あなたは、この過去世での経験が現在の社会の”危険な道は避け、安全な道を取る””安全策を探せ””石橋を叩いて渡れ”などという言葉（考え）によって、二つの異なる経験として浮上し、あなたに影響を与えています。
一つは、刺激を求めすぎた結果、何にも響かなくなった（全く動じない、感動、感情が動かない）自分、もう一つは危険な遊びをしている最中の記憶により、”落ちる”＝”死ぬかもしれない”という漠然とした恐怖を抱えている自分（事実は落ちたり、事故死ではなく、病死で人生を終えています）。
この真逆ともいえる自分によって、自分でも自分が意味不明という不思議な摩擦が起きています。自分の中にある真実を感じることによって、この摩擦はなくなるでしょう。
-身体の反応（負担）ー右の図③参照
何も響かない（全く動じない）自分と落ちて死ぬかもしれないという恐怖を抱えている自分によって、身体の表面が非常に緊張しています。
イメージは、まさに”綱渡りの綱から落ちないように”筋肉を硬直させている状態です。
眠っている時もこの状態なので、あなたは気力も体力もある人ですが限度があります。寝ても覚めても、疲れが取れないどころか、日々増しつつある”疲労の蓄積”を感じているのではないでしょうか？
免疫機能の低下による皮膚病の可能性も出てきています。
＜3つの過去世の繋がり（まとめ）＞
あなたは、①の過去世の自身の信念による一途な拘りと②の過去世のおじいさんに対する一途な思いを生きたことで”型にはまる（はまりたがる）”柔軟性のなさを引きずっていますが、③で型破りな人生を生きたことで”刺激”に貪欲である部分も持っています。しかも、その部分が過去の経験より”過激な刺激”を求めているため、刺激を刺激と感じることができないでいます。非常にクールで怖がり＆自由を求めているのに型にはまりたがるという摩擦がうまれています。
過去世は経験であり、今のあなたではありません。
今のあなたのエネルギーが”自由になる”考え方、在り方、生き方にフォーカスしましょう。
私たちは、これらのルーツと道の存在を伝えることしかできません。
ここから先は、あなたの領域です。
どう捉え、どう活かすかは、あなた次第です。
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