角田みゆきのスピリットとなった過去世から、現世のあなたに向けたメッセージと過去世の絵と事例

☆今回のケースは、<過去世の真実のストーリー>と<今のあなたに向けたメッセージ(過去を完了するためのアドバイス等)>が一つにまとめられています。

(ザンビア)

僕は、土地を転々とする小さな部族に生まれました。僕の生きた時代は、土地を所有するという考えを持っている人間が非常に少なく、動物たちと同じように季節毎に土地を転々とする部族が主体でした。

現在のように数百、数万人の人間の大移動がいろんな問題を起こすことを見据えてか、多くの部族が”少人”でした。少人の部族がたくさんある・・・これはこれで宗教的な教え、規律、考えの違いから、出会い頭に衝突すること、戦いに発展することは多々あるようです。僕の部族は、衝突を避けてきました。衝突のほどんどは水や食料が調達しやすい場所に簡易の住居をつくる・・陣地取りが原因です。ちょっと先に移動すればいいことです。僕たちはくだらない衝突を避けるために進んで譲ってきました。

生きるための飲み水と生きるための食料を分けてくれる大地、動物、自然に感謝し生きていました。大地、動物、自然は待っているだけでは分けてくれません。大地に暮らす人間と動物は同じです。探しに行く、見つける、そして取る(手に入れる)まで頑張る。これが生きるためであり、生きる喜びなのです。このために身体(エネルギー)を持って生まれていることを現代人は忘れています。何十キロも歩ける(走れる)体(エネルギー)を持っている動物が、餌だけ与えてもらえる環境に生きて果たして幸せでしょうか?

人間は体力をつけ、その有り余った体力を使うためにただ歩きまわる、ただ走り回る・・・果たして幸せ(喜び)を感じる行為でしょうか?お金も同じです。有り余っていてもいなくても人に見せるため、暇だからお金を使う・・・果たして幸せ(喜び)を感じる行為でしょうか?幸せでも、満足でもない。その結果が今の人間(精神、肉体)、社会と世界に反映されています。話は戻ります。

”他の部族の男性を殺す”という部族が出てきました。自分たちの部族の繁栄のため他の部族を消滅させることが目的でした。女たちを誘拐するのではなく、男を殺し、数を減らし、弱小化させれば報復はないと考え、女だけになったところで自分たちの部族に引き入れるという戦略です。

この部族が僕たちのところにもやってきました。男性を殺すのが目的です。僕たちは、バラバラに逃げることになりました。父はまだ少年である僕を守るために一緒にいました。やはり二人で逃げるのは不利でした。目立ち、彼らの標的にされました。そして、父は全身で僕をかばい、彼らの槍にめった刺しにされたのです。刺されながら、父は僕に言いました。『いいか、食べないなら殺すなよ』僕は、彼らに対して怒りが抑えきれずにいました。本当の怒りを感じた瞬間だったかもしれません。

でも、僕を守り、僕に託した父の最後の言葉を守ることを決意しました。それにしても、こんなことを許すわけにはいきません。僕は、殺さずに僕たちを守る方法を考えることにしました。そこで、動物たちを追い込む狩りを手本にしました。皆で周りを囲い、足音と声(歌)で脅しながら、追い込んで行く猟です。そこで、女性たち、子供たちにも、槍を持たせることにしました。

皆で槍を持ち、輪になり、足と歌(声)を響かせダンスを踊るのです。部族の平和と大地・動物・自然への感謝を称えるダンスです。毎日朝・晩踊りました。夜は火を焚き盛大に行いました。皆の息が合い、足と歌(声)の響き方が変わってきました。迫力のダンスです。

ある日、また彼らが僕らを襲いにやってきました。今度は、バラバラに逃げるのではなく、男、女、子供、部族全員が槍を持ち、彼らに向かって歌い踊ったのです。僕らの迫力に”奴らは、人食いに違いないー。食われるぞー!”と誰かが叫ぶと一斉に逃げていきました。その姿を見送った後、僕らは大笑いをし、改めて、平和と感謝のダンスを踊りました。

現代人は、多くの物を持ちすぎて生きていることの”真の喜び”を失いました。自身のエネルギー、身体を使うことの喜びより、脳の喜びを求めすぎたのです。脳の喜びは、身体(エネルギー)の不満を些細なことにしてしまいます。現代人は些細なこと、どうってことないことと、無視を続け、不満のエネルギーを増殖しているのです。

でも、創造されたエネルギーは何であれ、創造した者の責任として消えることなく存在し続けるのです。この責任を取らない(使われることのない)エネルギーが増え続けた結果が今の地球です。責任を取らせることでエネルギーに行き場を与える(活かす)しかなくなっているのが現状でしょう。

自然発火であろうが、人災だろうが、人間の不満のエネルギーは今、あらゆる火種となっています。山火事、街中の火事は、今後ますます増えるでしょう。エネルギーに行き場を与えるためです。

脳の喜び(欲)に応えるだけしかエネルギーを使わない人間はこれから徐々に気力、精神力が衰え、その後急激に肉体が動かなくなっていくでしょう。でも、不満のエネルギーは存在しているので、自らを燃やす(廃人となる)か火災の火種となるか、個人レベルか人類レベルかいずれにせよ創造したエネルギーの責任からは逃れられません。

今からでも、一人でも多くの人間が、生きていることの”真の喜び”に気づくことを僕は願っています。

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