エネルギーは、全ての経験を記憶しています。
画像はある方の過去世で起きた”奇跡”の一瞬をイラスト化したものです。
<過去世の情報>:男性、北欧、学者?
<奇跡のショートストーリー>
学会?の帰り道です。彼の家は森の中にありました。夜、雪深い道を荷車付きの馬車で一人、帰り道を急いでいました。日頃から通い慣れている道でした。学会(会議)が長引いた疲れもあり、集中力が切れたまま(半分居眠りながら)、馬車を進ませていたその時です。積もりに積もった雪が高い木の上から頭上と馬の上に、バサッと落ちてきたのです。
馬が暴れた拍子に頭上横の荷車の屋根につけていたランプが落ち、荷車に火がついたのです。『うわぁーーー!まずい!大変だーーー!!』いつも物静かな叫び声に馬はさっきよりもひどいパニック状態に陥りました。彼と荷車はひっくり返され、自由になった馬は道の向こうに消えていきました。彼は、ひっくり返された拍子に右半身が荷車のどこかの部分の下敷きになっていました。火は燃え続けています。パニック状態になった彼は抜け出そうにも痛みや焦りでわけがわからなくなっていました。もうダメだ。諦めかけたその時、彼をつかもうとする大きな手が見えたのです。『え!?誰だ?』確かにそう声に出したはずが次の瞬間、家のベッドの中にいました。体のどこもケガしていません。なぜ家に?学会は?全てが夢だったのか?何も覚えていません。居間にいくと奥さんが心配そうに声をかけてきました。『あら!?起きた?あなた昨日遅かったでしょう?私、眠っていてあなたが帰ってきたことに気づかなかったわ。』その言葉に驚き、庭に出ました。馬は馬小屋に帰っていました。荷車はありませんでした。馬に乗って、昨日の道を町に向かって飛ばしました。すると燃え尽きてボロボロになった荷車が道の真ん中に転がっていました。
以上、ここまでがこの人が経験した奇跡の物語です。でも、皆さん。これには後日談があります。奇跡を恐怖に置きかえてしまった(彼の選択)後日談です(笑)
では続きをどうぞ。
<奇跡を恐怖に換える人間の思考ショートストーリー>
-知りたがりの思考(証明を求める脳)がノイローゼを引き起こすまで-
彼は、得体の知れない大きな手(力)に助けられた(助かった)という事実(真実)だけでは納得しませんでした。
荷車の燃えカスの周りと家までの道に足跡が残っていないか?何か手がかりとなるものが残っていないか?膝をつき、這いずり回り、入念に雪の上を何時間も探し回りましたが、馬と荷車の車輪の跡と彼自身の足跡以外何も残っていませんでした。『そんな馬鹿な・・・。俺は確かに!俺をつかもうとする手を見たんだ!荷車の下敷きになって動けなかったんだ。誰かが助けてくれなきゃ、俺は荷車とともに焼け死んでたか、凍え死んでた。』ブツブツ呟きながら、家に入って、奥さんに話しかけます。『なあ、昨日。俺が帰ってくるのに全く気づかなかったのか?小さな物音か何かしなかったか?』『いいえ。何も』彼女はきっぱりと答えました。『馬は?なあ、馬小屋で何か音はしなかったか?』『いいえ。昨日は風も吹いていない静かな夜だったから、変な音がすれば気づくわよ』そして怪訝な顔をして『何かあったの?大丈夫?』と質問を返してきました。『いいや。何でもない』と奥さんに自分に起きた出来事を話すことをしませんでした。
その代わりに『いったい誰だったんだ?』という疑問がより強くなりました。『誰だ?何のために?どうして?』と考える、自身に問いかける度に”大きな手”が脳裏に強く刻まれます。ある夜、自分の大声で目を覚ましました。隣に寝ていた奥さんもびっくりし『あなた大丈夫!汗びっしょりよ!』と彼に声をかけましたが、『手が。。。手が』を繰り返すだけでした。ただでさえ、頭を使う仕事なのに、あの”手”のことが頭から離れません。それと同時に”誰だ?なぜ?どうやって?”という疑問の声が頭を巡ります。段々、眠れなくなり、頭がまわらなくなり(仕事ができなくなり)、ノイローゼと診断されるようになり、ついに精神病棟で人生を終えました。
<そして、今の人生は>
知りたがりの思考(証明を求める脳)を手放すために過去世の続きとして『優秀な頭脳』を持って生まれました。でも、自分が知らない(証明できない)ことに対する恐怖/憤りを抱えています。そのため、奇跡を信じ見えない存在達との交流を強く望んでいますが、全て、過去世の続きである『証明せよ!理由を述べよ!』という恐怖(期待)に強く引っ張られています。このままでは、過去世と似たような結末を迎える可能性があります。
と、この奇跡の瞬間のイラストが警告しています。
皆さん、特別な人なんていません。エネルギーの記憶を辿れは、奇跡はいくらだって存在しているでしょう。それをそのまま奇跡=真実だと受け入れる人間の方が少ないのです。人間は、自身のエゴによってわざわざ”恐怖”に塗り替えてしてしまっているのです。多くの人が考えている/信じている恐怖はのほどんどはシリアスなものではないと思います。同じ人生を繰り返さないために、今、あえて恐怖(過去のエネルギー)を浮上させているのです。
エネルギーは同じ人生を繰り返したくないから不安になり、心配になり、違うと肉体と精神と感覚を通し叫んでいるのです。それなのに、誰かみたいな特別な仕事、容姿、富や財産、才能や能力を持っていないから、手に入れていないからと過去と同じように、いや、過去より拡大した恐怖(過去のエネルギー)に統合されようとしています。
どちらにしても、本人の選択だから止められない(^^)/
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