心に抱き突き進んで来た大切な目標が突然目の前で消え失せてしまう事があります。でもそこで人生が終わってしまう訳じゃない

人生の目標を決め、途中に出合う困難を乗り越え、ただひたすらひたすら目標に向かって行く生き方を選ぶことがあります。しかし時代が移り変わり世の中の流れや価値観も急速に変化していきます。
 
あんなに強く心に描き続けて来た目標が今では魅力を失い色褪せ見る影も無くなってしまったなんてことも普通に起こります。さすがにがっかりしてしまいますが、生きる望みが消え去った訳ではありません。
 
今朝浮かび上がったビジョンは大切な使命と目的を持って江戸に向かって遠路旅を続けている昔の旅人の姿です。旅も終盤に差し掛かり難所の一つとされる川越えの為の船着き場に到着したのですが、そこで訳あって突然この先江戸に向かう必要が全く無くなってしまったことを知ることになるのです。
 
命を賭け数えきれないほどの困難を乗り越え歩んできた江戸に向かう旅が、突然今ここで終わってしまう絶望感に打ちひしがれながら、とりあえず川を渡る船に乗りこもうとするのだけれど、この先更に命を賭けて江戸に向かう意味は何一つ無いことを考えると、すべての気力が消え失せその場に踏みとどまってしまったのです。
 
そうした中、川の流れに沿って川下のどこかへと進み行く一隻の小さな舟が目の前の船着き場に止まったものですから、旅人はその場から離れたい一心で、行き先もわからないその船に成り行きで乗りこむことにしたのです。
 
私たちの現実に於いても、心に抱き突き進んで来た大切な目標が突然目の前で消え失せてしまう事があります。でもそこで人生が終わってしまう訳じゃない。流れはその先も続くことになり、予想もすることさえ無かった新しい人生がそこから展開されて行くのです。
 
今朝のビジョンに現れた旅人に訪れた変化もまさにそれです。為す術を失い立ち尽くしていた船着き場にたまたまタイミングよく停泊することになった一隻の舟。その船に果敢に乗りこんだことが旅人の新しい未来へと繋がって行くことになる。
 
時代と状況は違えど、私たちにもそうした場面が訪れる事がきっとあるでしょう。絶望することなんて無いんです。流れに合わせ、自分を包み込む大きな流れに身を委ね切ることが出来たなら必ずや次へと繋がることになるのです。