天王星と AI、そして人類のあり方

天王星は太陽系の第 7 番目の惑星として 18 世紀に発見されました。天王星は革新、反抗、突発的な変化、未来思考などを表し、水瓶座を支配しています。水瓶座は変革を巻き起こし、反骨精神があり、独創的で型破りであると言われるのは天王星が持つ性質のためです。AI (人工知能) の進化も変革的なテクノロジーを司る天王星との強い繋がりを持っています。運行する天王星が水瓶座に滞在していた 1996 年から 2003 年の間は、インターネットが世界に急速に拡大しデジタル革命と呼ばれた時代でもあります。某テクノロジー企業の開発したスーパーコンピューターがチェスの世界王者に勝利したというニュースもこの時代に注目を集めました。

2018 年から天王星は牡牛座を運行中です。牡牛座というのは安定、安心を好むため、天王星の訪問は現状維持を望む人々にとってあまり心地の良い期間ではなかったかもしれません。牡牛座に天王星が入っていた期間というのは、金融面、物質面、ひいては自分自身の価値そのものに変革が起こりました。AI によって金融市場はデータ分析が進み、投資予測の精度が上がりました。買い物でお金を払うとき、紙幣や硬貨は携帯での決済に置き換わっています。Chat GPTや AI アートが台頭し、今までは人間の創造性の領域と言われていたような小説や絵画などもプロンプトさえ入力すれば容易に作成できる時代になっています。また、AI によってさまざまな業種の仕事がなくなるという事実は、物質主義やお金そのものに対する考え方を改め、新しい生き方を模索するという時代に突入しつつあります。

さて、天王星は今年の 7 月 7日に双子座に入室します (天王星が完全に双子に移るのは 2026年)。天王星が双子座に入るとどのようなことにフォーカスが当たるでしょうか。双子座はコミュニケーション、情報、知識、交通などを支配します。前回天王星が双子座を運行したのは 1941 年から 1949 年、第二次世界対戦の時代でした。軍事技術というのは IT と非常に密接な繋がりがあるといわれていますがこの頃初期コンピューターは進歩しました。さらに遡ること 1858 年、天王星が前々回双子座に入ったときは、電信用の大西洋横断ケーブルが敷設され、産業革命が起こった時代でもあります。

これから始まる天王星双子座時代は、人間と AI が相互作用することによって、AI のコミュニケーションツールなどは今後想像を超えたスピードで急速に発展します。ニュースは AI によって作成されたコンテンツが溢れるため、ディープフェイクを悪用した犯罪がますます増える傾向になります。また、AI 搭載の自動運転車なども普及する可能性があるでしょう。映画で観たような空飛ぶ車も実用化される日は思っているより近いかもしれません。情報の速度や変化が早いため、個人レベルでは注意が逸らされたり、注意力を保つことが難しい時代になるかもしれません。精神面では適応性が鍵となり、柔軟性を持つ人の方が生きやすい世の中となります。また、AI が優れた問題解決能力を持ち、AI と人間の融合が進む中、私たちの意識、思考、現実といった概念そのものを哲学的に考え直す議論が必要となるでしょう。AIからの反動として、自然思考や、古代からの知恵などが復活する可能性もあります。

☆アメリカ在住の西洋占星術の研究家のキャサリンのホロスコープリーディング