2019年10月に来日した際、私は多分、オーストラリアのアボリジニであり、かつ耳が聞こえないアーティストとして日本で初めて私のアートを披露したと思います。日本ではオーストラリアのアボリジニ文化を学校で教わることはないでしょう。最初の来日の際、私たちの文化、スピリット、ドリーミング（トランス）のお話しをしました。IBOKのお客さんに直接、私の周囲のスピリットたち、私のアートの夢に関してお話しをすることができ、2020年にまた来日しますと約束をしましたが、コロナによってそれは実現せず、Nexusプロジェクトをオンラインで発表しました。

私のスピリットたち、そしてアートに関するドリーミング（トランス）の中では、「あきらめないで。臨機応変に」というメッセージを受け取り続けました。オーストラリアはもやもやの中に2年もい続けました。

私はずっと2022年に来日するためのエネルギーを蓄え、私のゴールにしました。とりあえず日本に絵を発送し、IBOKに来日するよと伝えましたが、本当に来日できるか、それはわかりませんでした。ビザの取得のためには本当にいろんなプロセスがありました。私たちもIBOKもわからなかったのです。私たちの共通のゴール、それはオーストラリアのアボリジニの文化、スピリットたちとドリーミング（トランス）がもたらすアートの文化を日本のみなさんに実際に見ていただくということでした。

来日後もどんな風に展示できるかなとか、いろいろありましたが、こうやってみなさんにオーストラリアのアボリジニの文化、スピリットたちとドリーミング（トランス）がもたらすアートの文化を見ていただけたことに感謝します。

今回の14枚の絵は、Dreamというテーマにもとづいて1つのストーリーになっています。絵を壁に掛けてください。そうすると、夢、フィーリングをもたらす助けになります。今回の来日と個展の実現に協力してくださったみなさん、お越しいただいたみなさん、本当にありがとうございました。

☆2022年東京で開催されるダニエル・マクドナルドの個展 Dream