左斜め上の方向に真剣に目をやるも再び元の方向に戻し正面を見つめ直す人の姿が浮かんでします。左斜め上方向にある真実らしきものに対し「それが正しいのはよくわかっているんだけど、どうしても気持ちが向かないんだ」と感じているんでしょう。

正しいと分かっているんだったらあれこれ考えずに駆けよればいいのにという気がしないでもありませんが、今朝の気脈メッセージはそれでいいと語っています。「気が進まないのなら見合わせた方がいい」とのことです。

どこから見ても正論だと思われるものの影に思わぬ落とし穴が隠れているのかもしれない。表面を見ただけではわからないんです。何も考えずに進んで行ったならそれなりに進めるんだけど想像もしていなかった落とし穴にはまり込み「ああ、こんなはずじゃなかった」となる場合もあるのでしょう。

気が進まないながらも自分で自分を励まし正しいと思われる方向に進んだ結果、形の上では輝かしい成果を勝ち取れる場合もあります。

でも本人の魂はそんな形だけの結果など望んでいなかったんです。気持ちは暗く冷めたままで心には隙間風が吹き抜けて行きます。これも「ああ、こんなはずじゃなかった」なんです。

自分にとって一番大切なものは何なのだろうと考えることがあります。地位や名誉かもしれないしお金かもしれないし愛する人の存在かもしれません。でも人生経験を積み重ねて行く内にある日ふとそんな気持ちが完全に吹っ飛んでしまうことがあるんです。「私にはもっと大切なものがあるんだ」って感じでしょうか。

もしも自分らしさを犠牲にしてまでこの先限りある大切な人生を無駄に過ごしたくないと感じたなら是非ともその思いを大切にした方がいいのです。

「え！そこで一体何が得られるの？」と思った人もいることでしょう。あなたはまだ若くその状態に達していないのです。焦ることなく今にときめき完全燃焼しながら進んで行きましょう。