あなたの身体の歪みに沿った過去世のルーツと道を辿ります。
構成は、
・過去世の真実のストーリー
・過去の記憶が現世の自分に与えている影響
・上記による身体の反応（負担）
・３つの過去世のまとめ
注)写真はイメージです。一番近いものを探しました。

＜3つの道＞

①通学路をつくった人生
（カナダ）
　-真実のストーリー-
あなたは、教師として山の麓の学校に派遣されました。
周辺の小さな村々から生徒を集めて”学校”を作ったので、年齢や村の習慣（←ちょっとした考え方の違い）がバラバラな面白い学校でした。
生徒数もそこそこ大きい村や町の学校より多く、先生たちはあなたの他に５人もいました。
派遣されてから初めの冬、多くの生徒が積雪により長い冬の間は登校できないことを知りました。長い冬の間登校できない生徒は、統計的に普段通りに登校できる生徒より明らかに閉鎖的であり（人見知り、内弁慶など）、コミュニケーション能力に欠けていました。あなたは、住んでいる場所が違うだけ、しかも”積雪、雪道のコンディション”が原因で”差”が出るなんて許されない！と持ち前の正義感とガッツをむき出しに私が通学路を確保する！と地図を持ち出し、学校を中心に全生徒の家に赤丸印をつけ始めました。すると湖と川沿いに転々と生徒たちの住む家があることに気づきます。
”よし！冬の間だけこの川を通学路にすればいいのよ！”と、まだ除雪車などなかった時代に”人間除雪車”のように丁寧に一人一人の生徒の家と川へ入る道の確保と学校までの凍った川の安全面のチェックと、明るいうちに登下校が完了できるようにスキー、スケート（←現在のスケートとは異なる）、ソリを導入しようと考えました。
そして、事故が起こらないようにと雪が積もり、ガチガチに凍った川の表面を”ガリガリ”と平らにならしていきます。
こんな作業を一人でできるはずがありませんが、”授業に支障をきたしてはならぬ”と一人コツコツ、徐々にでも通えるようにと学校前の川から順に始めていきました。
最初の頃、”女一人でソリ大会の会場でも作る気か？”と失笑されていましたが、楽しそうに川の道を通う生徒の姿が増えていくうちに、保護者や保護者ではない村の人たちが徐々に通学路作りに参加し始めたのです。
次の冬以降は、凍った川の通学路作りが村々の行事になりました。

-過去の記憶が現世の自分に与えている影響-
あなたの”何でも一人でやろうとする”傾向とその思い（正義感）の熱さ（←私がやれなければならない！）が非常にシリアスなのはこの過去世の影響です。
エネルギー的な記憶の不思議なところ（宇宙のジョーク）は、極寒の地で頑張った記憶が”熱く（暖かく）なければ死んでしまう”というシリアスな考え方とリンクしがちである部分です。
あなたが自分に対して脅威を感じている”ストッパーの効かなさ”がこの”熱くなければ死んでしまう”というシリアスな考えと結びつき、今のあなたの純粋な情熱（正直な思い、行動）を感じること、表現することを邪魔しています。
自分で自分を止められない＝思いままに行動する（表現する）のが怖いとあなたは結論づけていますが、その止められない自分とは過去の自分です。今を生きている自分ではない。
だから止められないと感じているのです。この意味がわかりますが？
実際には今生きていない（今在るべきではない）自分＝過去の自分なのだから、止められないのは当然です。そうではなく、今在るべきではない過去の自分を止める必要などない！ということに気づき認識を変えれば、この恐怖こそが人間の集合意識が創り出した人間が人間を支配するための”種（虚像）”であることにも気づけるでしょう。

-身体の反応（負担）ー右の図①参照
”何でも一人でやろうとする”傾向とその非常にシリアスな思い（正義感）の熱さ（←私がやれなければならない！）の影響で、特に肩と腕（赤い部分）に非常に力が入っているのに加え、”そんな自分を止めなければならない”という相反する力まで働いているため、戦いが起こっているかのようなエネルギーの圧力がこの部分に溜まっています。肩、首の付け根、腕の周辺の酷い重み、痛みや手の痺れや指が蔓るなどの症状がでているでしょう。

②海賊にさらわれ、海賊を生きた人生
（マラッカ海峡周辺）
-真実のストーリー-
あなたは、スリランカの漁師の家の三男として生まれました。
長男・次男と年が10歳近く離れて生まれたので、遊ぶのはいつも一人です。
二人の兄は、漁師の父の見習いとして海に出ていました。
兄たちに憧れ、”僕も海に連れて行って！！”と毎回、漁船の前で駄々をこねましたが、”もっと大きくなってからな！”と軽くあしらわれ”、仲間外れ感”で寂しく悔しい思いをしていました。
同じようにあしらわれたある日、港の外れの人にいない方を一人とぼとぼ歩いていると、活気あふれた船員たち笑い声に気づきました。父親の漁船よりも大きいその船に、20人ほどのガラの悪そうな男の人たちが荷物を運んでいました。その一人があなたに気づきました。
”おい、ぼうず、船に興味があるのか？”と声を掛けてくれたので、あなたは走って船に近づき”お父ちゃんたちに置いてかれちゃったんだ！船に乗りたいのに・・・”と強面の男に向かって口を尖らせ甘えてみます。
”そうか、意地悪な父ちゃんだな。じゃあ乗ってみるか？”と船に招待してくれました。
”おーい。お客さんだぞ。ちょっと休憩しようぜ！”と強面な男の一声で皆が集まります。
甲板であなたを囲んでお茶？タイムです。あなたにジュースをくれました。こんな大勢に囲まれるのは初めてなのに全くものおじしないあなたは、男たちに向かって”おじさんたち何者？”と聞きます。
父親の漁船とも、知り合いの漁師さんたちとも違う点に気づいたからです。
”そうだなー、俺たちは海賊だ。知っているか海賊？”と質問を返されました。
あなたは”海賊ってさー、山賊？”と昨日、山賊の話（物語）を聞いたばかりなので、何となく近いということを理解していたのです。男たちは爆笑し、”お前、頭がいいなー。そうだ、海賊は山賊だな。””お前、適当なこと教えるなよー（笑）”と大盛り上がりです。
あなたは目をキラキラさせ始め、”じゃあ、おじさんたちは悪い人たち？”と聞きます。
”そうだな。良くはないな。””だから、ぼうず、早くこの船降りないと誘拐されちゃうぞ！アハハハハ”
その言葉にあなたの目は一層輝きます。”えー！？誘拐してー！僕も海賊になるー！”と言いだしました。
さすがの海賊たちもあなたの”本気とやる気”に恐れをなし、”おいおいおいおい。俺たちは、盗みはするが人はさらわねー。もう帰りな。母ちゃんが心配するから。誰か送ってやれよ！”とあなたを追い出しにかかりました。
半場強制的に船を降ろされ、港の中心まで送り届けられました。
あなたは”ありがとう！ばいばーい！”と別れを決意したふりを装い、後を追いかけ隙を見てこっそり船に忍び込みました。小さい体はどこにでも身を隠せます。
そして、船が沖に出たあたりで拾ってきた縄で自らを縛り甲板にいました。
誰も気づいてくれないのでこっくりこっくり眠っていると、”ぼうずがいるぞー！縛られているぞー！”と大騒ぎです。その大騒ぎにあなたも乗り”僕、さらわれたー。海賊にさらわれたー！だから海賊になるー！”と叫びました。
この言葉で、男たちは、真実に気づきます。
”もういいよ。めんどくせー。ここまでするなら、連れてってやろぜー！”
あなたは、自作自演で、海賊として生きる道をかちとったのです。

-過去の記憶が現世の自分に与えている影響-
この過去世で、男たちは何度も子供のあなたを家に帰そうとしました。
その度に”僕をさらったくせにー。僕は海賊にさらわれたんだー！”責任をとってくれと言わんばかりに脅し、船を降りることを拒み続けました。
あなたは自分の望みを実現するために”弱い子供”であることを振りかざし、強者たちを脅し続けたのです。
この真実が現代社会の”決めつけ（強い弱い、良い悪いなど）”によって歪んで浮上し、今のあなたに関係のない被害者意識や劣等感を植え付けています。
あなただけではありませんが、多くの人間が持っている自分はダメだ！弱者である！という強い劣等感や被害者意識は真実ではなく、個人を成長させない”支配者”にとって都合の良い”嘘にまみれた世界”を見せられているだけです。

-身体の反応（負担）ー右の図②参照
被害者意識や劣等感は、人間の価値観（強い弱い、良い悪いなどの決めつけ）にどっぷり浸かってしまった思考の自分が、自分を思い通りにしようとしている”結果（拒絶と失望）”です。
あなたの思考が創り出した結果（拒絶と失望）が、あなた自身を苦しめていることに気づいているのに止めないのは、この過去世で世間から恐れられている（嫌われている）強者の男たちを弱者（子供）である自分が思い通りにできた”リアルな自信”からでしょう。
あなただけではありませんが、多くの人間が被害者意識・劣等感を抱いている弱い自分が偽物であり、強い自分であることを証明したいがため苦しめています。
これにより免疫低下が見られます。体の芯から冷える、低体温症の可能性も出ています。
喉、気管支、呼吸器系から、消化器系、婦人科系の不調が目立ち始めるでしょう。

③探り続けた（刑事／探偵ごっこ）人生
（ドイツ→フランス）
-真実のストーリー-
あなたは、ドイツの富豪の家に生まれました。
特に働かなくてもあなたを含め何世代かは十分に生活できるほどの貯えもありました。
ある日、その豪邸に泥棒が入りました。
盗まれたものは、暖炉の間に飾ってあったその時代の”アンティークな陶器のグラス”です。
その暖炉の間には他にもっと価値のあるものはたくさんあったのに、そのグラス一つだけ盗んだ泥棒にあなたは興味を抱きました。しかも、あなたの家には執事、召使い、料理人、庭師など使用人が大勢いるにも関わらず、家の真ん中にある暖炉の間に入ったのです。あなたは、考えるだけでワクワクしてきました。
仕事をしていなかったので、時間はたくさんあります。
家に出入りしている人間すべて、その日の行動そして、目にしたもの全ての聞き取り調査を開始しました。
何一つおかしい点、怪しい点はみつかりません。”足”が全くついていないのです。
誰かが嘘をついているはず！なんてことは所詮”超ボンボン”のあなたが思うはずがなく、刑事＆探偵ごっこに飽きてきた頃に、パリに行っていた友人がお土産を持って遊びにきます。
”これさ、お前の家にあったアンティークのグラスのペアの一つじゃないかな？”あなたはびっくりして、そのグラスをひっくり返して底を見てもっとびっくりします。
”違う！これ盗まれたグラスだよ！”グラスの底には、幼い頃いたずらで書いたあなたのサインがあったからです。
そのグラスが売られていたパリのアンティークショップへ向かいました。
パリで刑事＆探偵ごっこを再開します。
そこの店にグラスを売りにきた青年を見つけましたが、その青年はパリ郊外の”のみの市”で売られていたものを買ったということです。のみの市に出向きましたが、どの店も同じような品揃えで区別がつきません。
刑事＆探偵ごっこは、終わりです。
でも、あなたは、パリの”一般市民”の生活が非常に気に入りました。
”僕は”パリジャン”になるんだ！”と小さなアパートの一室を買い、”パリジャンとは一体なんなんだ？”とパリの人々の生活に密着し、習い、ドイツにある豪邸に帰ることなくあなたらしい”パリジャン”を生きたのです。

-過去の記憶が現世の自分に与えている影響-
この過去世で両親に”あくせくしなくていい””働かなくていい””優雅にのんびり生きなさい”と
言われ育ちました。でもあなたにはその”何もしないこと”が苦痛でした。
そのため、あんなグラス一つ盗むという危険を冒した（←容易だった可能性が大ですが）泥棒に憧れを抱き、一目会って話が聞きたいと探し始めたのです。
本で読んだことがある仕事ぶり（刑事と探偵）を参考にして頑張りましたが、犯人は見つかりませんでした。
パリでは、”パリジャンになろう！パリジャンとは一体なんなんだ？”と生活習慣、スタイルなどを学ぼうと頑張りました。この楽しんだという事実を省いた”二つの記憶”が、”結果を出していない自分像””劣っている自分像”を作り出し、いまだに何かを”探り続けなくてはいけない”恐怖心まで生み出しています。
お金（使いきれない財や豪邸）があってもなくても、仕事を持っていても持っていなくても、自分の人生を豊かにできるか否かは自分次第であることを、この過去世を生きたあなたは知っているはずです。

-身体の反応（負担）ー右の図③参照
犯人か否か（良いか悪いか、本当か嘘か）？ありかないか？正しいか間違いか？
あなたは、常に頭で考えて答えを出そうとしています。自分自身と常にマルバツクイズをやっていますが、あなたが考えた”自分で答える自信（気）のないクイズ”ですので、そこに答えが用意されているわけではありません。
用意していないのに、答えられない自分を責めているというかなり理不尽な責めと怒りを自分自身にぶつけています。かなり忍耐力のある強いあなたでも嫌気がさし、相手にしなくなるでしょう。

怒りはまだマシな反応です。
自分に相手にされなくなると不安と心配によって生きる気力、活力をどんどん失ってしまうでしょう。
怒りに溢れ、怒りで身を滅ぼしていく人たちと喜怒哀楽がない無反応、無感情になり幽霊のごとく消えていく人たちの２タイプに分かれていくでしょう。
頭がフラフラするという感覚から、実際に、無意識で頭がフラフラと揺れている（揺らしている）に変化してきたら要注意です。

＜3つの過去世の繋がり（まとめ）＞
あなたは、自分の道は自分で切り開いて生きられる人であり、生きたい人です。
たくさんある過去世の中で今のあなたに知ってほしいと出てきた三人三様の人生です。
これらの過去世の頂点に立っているのがあなたです。
自分を嘆くのも、裁き、責めるのも自由ですが、これらの人生を生き切った彼ら（彼女ら）全員を嘆き、裁き、責めているということです。
地球は、今、そういう人間だらけなのです。
自分で自分を嘆き、裁き、責めるのを止める・・・それさえもできないのだから、戦争が終わるわけがないのです。

私たちは、これらのルーツと道の存在を伝えることしかできません。
ここから先は、あなたの領域です。
どう捉え、どう活かすかは、あなた次第です。