＜過去世の真実のストーリー＞（現在のモンゴル～中国周辺）

私は、貴族の家に生まれました。父親が仲良くしている家（同じく貴族）にも、同じ日に長男が生まれました。私たちはまるで双子のように気が合い、言葉を話せるようになるとすぐに”親友”になったのです。私は、どちらかというと寡黙なタイプでしたが、頭脳明晰でした。彼は、話がうまいだけではなく、立ち振る舞いにも人を惹きつけるカリスマ性がありました。

私たちは政治（←領土を統治する）にも興味があり、領土を拡大するには、民をまとめるには・・・とよく話しをしていました。彼はいつも”お前は凄いな。その策（案）はいいな！いつか二人でやりたいな！”と言っていました。父の代から私たちの代へと移る前に各地で領土争い、権力争いが始まりました。現代の社会より規模は小さいですが、我々にとっては”戦争”の時代へと突入したのです。

この時、彼はここぞとばかりに”君主”ばりのカリスマ性を発揮し、貴族、民衆の心をつかみ、まとめあげ頭角を現したのです。そう、それは私の”策”でした。私はその日から完全に彼の”頭脳”となったのです。

私は相変わらず”寡黙なタイプ”であり、人前に出るのは苦手でしたし、俊敏ではないので戦いには不向きです。彼もそれを知っているので、兵士をまとめる”長”たちの戦略会議には私を出席させませんでした。私は、彼の頭脳であれば良かったのです。私はこの役割を喜んでやっていました。彼の話すこと、彼の成し遂げることは私の”案”であり”策”だったからです。

私たちの領土は大きくなっていきました。大国ではありませんでしたが、”国”として成り立っていました。彼は国王になりましたが、私と彼の立場は変わりません。年をとっても私たちの関係は良好でした。

その関係が終わったのは、彼が急性の病（軽い食中毒）に倒れた時です。その時は、各地の領主たちが集まる大事な会議でした。彼は私に代わりに話してくれと頼みました。話す内容は私が考えたものであり、問題は全くありません。彼の話し方は幼い頃から耳と目にこびりついているので、真似できます。彼は言いました。玉座の前に沢山の布や飾りを垂らそう。軽い皮膚病ということにしよう。シルエット（影）さえ私に見えればいいだろう。

私は彼の服を借り、彼の玉座に座り、彼のように振る舞い彼のように話しました。私の言葉（策）に領主たちが歓声を上げたその時です。目を遮っていた布がふわっと揺れ、領主たちが見えたのです。私に跪き、私を仰ぎ、歓声を上げる観衆の姿が見えたのです。私は、一瞬で彼ら（歓声）から力を得たのを感じました。それと同時に、今まで感じたことのない感情がわいてきました。怒りと嫉妬です。彼はいつもこんな力（民衆の歓声）を得ていたのだ。私の考え（策や案）、私の言葉で！何十年も何十年も何十年もだーー！！会議は終わりました。彼を称える言葉で・・・です。彼こそ、私の影だ！私こそ玉座にふさわしい！！あまりの怒りと嫉妬心で呆然としながら彼のもとに向かいました。

彼は私を見ると一瞬、怯みました。私が手に剣を持っていたからです。でも、彼は優しく微笑みながら”今まで本当にありがとう。お前がいなければ何も達成できなかったよ。私たちは何があっても親友だ。後はよろしくな”そう言いました。彼は、私の”剣”を見た瞬間に全てを察したようです。

私は彼の微笑みとその言葉で目が覚めました。一時の力（民衆の歓声）に惑わされただけだったことを悟ったのです。怒りと嫉妬が消えてなくなるのを感じました。”いや、違うよ。お前がいなかったら、私の案（策）は実現されなかったんだ。でも、もう私の案（策）は必要ないだろう。お前はお前だから皆がついて来るのだ。私たちは何があっても親友だ。ありがとう！”こう彼に伝えると、私は手に持っている剣で自分を刺しました。

＜今のあなたに向けたメッセージ（過去を完了するためのアドバイス等）＞

他者のエネルギー（言葉、扱い）で力を得ることは、自分のエネルギー（既にあるエネルギー）を認めることより”お手軽”です。お手軽である故に中毒になります。自分の才能、能力は、経験によって使う機会があり、使っていくうちに才能、能力であることに気づき（認め）、伸ばすものです。

今まで、経験を怖がる人間たちに気づいていない才能、能力をスピリット（スピリットワールド）は伝えてきました。ですが、多くの人間は聞くだけで終わらせました。それから、もっと知りたい、もっとあるはず！と自己顕示欲を満たすためだけに情報を得ていたのです。ただ与えるだけになった・・・それが失敗でした。

才能、能力を知る意味を多くの人が勘違いしています。知っても使わなければ意味がないのです。経験というエネルギーにならないのです。つまり、死ぬとなくなります。来世また才能探しの旅をすることになるでしょう。これは地球が存続できればの話です。

今、地球は、私たちが生きていた時代の何十倍、いや何百倍も”争い”のエネルギーに溢れています。私は自殺を選択しましたが、あの瞬間、私たちは調和（バランス）を実現したのです。その調和（バランス）のエネルギーをより拡大させるために彼一人に任せたのです。これは悲劇のストーリーではありません。

でも、今、調和（バランス）より多くの人間が無意識に勝つこと、頭一つでも抜きんでることを望んでいます。そのために、他者のエネルギー（言葉、扱い）が必要になるのです。そうなると、怒りと嫉妬で刺し違える人たちも増えてくるでしょう。目立たない、身近な”戦争”は既に世界戦争です。

☆角田みゆきのあなた自身と地球に新しいエネルギーをもたらす、近くで入るのを待っている宇宙的エネルギーの絵とメッセージ～新しいエネルギーを創造しないなら崩壊と生きづらさを経験～

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