所有権を持たないという生き方、先住民のエネルギーに触れるチャンス

昨日、ダニエル・マクドナルドさんが来日しました。私は、ダニエルさんが今、来日することを計画もしていなかったし、絶対に来なくちゃいけないとも思っていませんでした。とにかく、2人と14点の絵が日本に届くまで、本当にたくさんのプロセスがありました。

ダニエルさんのパートナーもマシューさんが、来日に向けてビザを申請するからこれとこれをやってという連絡をしてきたのが7月の中旬で、その後、ビザ用の多くの書類、絵を日本に持ち込むための多くのプロセスがありました。ビザの取得と絵の配達が実現したのが来日の数日前で、その後、百瀬食堂の方々に柔軟に動いていただき、11日から個展が始まります。

ご存じかどうか知りませんが、ダニエルさんは耳が聞こえません。口の動きを読み、コミュニケーションをしようとしてくれます。ダニエルさんはスピリットの世界がぱっと見せるイメージを絵にしています。このプロセスが始まると、部屋にこもってただ描き続けるそうです。ダニエルさんの絵、アメリカのある大手映画会社、特にあらゆる病院などが購入しているそうです。

3人で話している時、先住民の生き方の話になりました。今も先住民の人たちは白人を信頼することなく、自分たちの生き方を守り続けているそうです。今回、日本でお見せする絵もすべて先住民の長老たちから許可をもらい、先住民のテリトリーを出て、日本まで来ています。先住民の長老たちは、自分たちのエネルギー、哲学、それが日本にまで伝えられることを非常に喜んでいるそうです。

先住民の人たちには所有権という考え方がないのでダニエルさんの知り合いたちが家に来ると、ダニエルのものは私のもの、マシューさんのものは私のものであり、彼らのものは2人のものであるというコンセプトを生きており、マシューさんは非常に最初は困惑したそうですが、ダニエルさん、ダニエルさんの母親、誰であれ「お金ください」と言われれば、あげてしまうそうです。

私たちとはまったく違うコンセプトを生きている、リアルな先住民のダニエルさん、今回、日本でお見せする絵がここまで来るのにたくさんのプロセスがありました。レーネンさんが、アメリカ人でアメリカ先住民の過去世を持つ人をほとんど見たことはないけど、日本ではアメリカ先住民の過去世を持つ人をたくさん見かけるので、ダニエルを通して多くの人が自分の魂のエネルギー、歴史に触れると言いましたが、魂の記憶のどこかにある先住民のエネルギー、昨日、私は2人と話をしていて、所有権を持たないという生き方の話がとても私に入って来ました。私の中に1つの変化がもたらされたと思います。

11日から14点の絵を阿佐ヶ谷の百瀬食堂でご覧になれます。スピリットたちがそれぞれに必要なエネルギーとメッセージを与えてくれているものです。このイベント、やるべきだからこそ、すべてがただスムーズに動いたと思います。是非、いらしてください。これはやるべきだと与えられたイベントだからこそ動いたと思います。

伊藤仁彦

2022年8月11日から15日に東京で開催されるオーストラリアの先住民アーティスト、ダニエル・マクドナルドの個展と絵画の販売のお知らせ