占星術の観点から見た変わる人、変わりにくい人
変化を受け入れやすい人物であるかどうかをホロスコープチャートで見る場合、まずその 人の太陽、月のエレメントやモード、そしてアセンダントや天王星との角度などに注目しま す。今日はその一例をご紹介しましょう。
変化に順応性があり、不確定要素に対してもオープンマインドに構えることができるのは風 の星座 (双子座、天秤座、水瓶座)です。双子座は好奇心旺盛で機敏なため、変化の波を 上手く乗りこなせる「情報サーファー」です。
天秤座はバランス感覚に優れ、調和を維持するためなら精神的に柔軟になることのできる 「フレックス外交官」です。水瓶座は天王星が支配星であるため、革新と変化を自ら起こす 「革命の先駆者」です。ただし、水瓶座は不動宮と呼ばれるモードであり、一度決めたこと に固執し変化を嫌う要素もあります。水瓶座は受け入れた後の変化が早いです。 また、柔軟宮(双子座、乙女座、射手座、魚座)と呼ばれるモードの人も移り変わる物事に 対して適応性が高いといえます。乙女座は混沌とした変化は嫌い、きちんとした「整理整頓 アプローチ型」。射手座は新しい経験を好み、その先にある帳尻はあまり気にしない「どん ぶり勘定」で変化するタイプ。魚座は流れに身を任せ、良くも悪くも変化に対して感情的に 適応する「清濁併せ呑み」タイプです。
変化に抵抗を感じやすいのは、地の星座(牡牛座、乙女座、山羊座)です。牡牛座は自分 のコンフォートゾーンから出るのが難しく、ルーティンを好み変化を嫌う「変化アレルギー」 です。山羊座は予測できない変化を嫌い、正当化されコントロール可能であれば受け入れ る「変化にも通行手形」タイプ。
また、先ほど水瓶座でも触れた不動宮(牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座)も変化は苦手で す。獅子座は環境をコントロールして自身のプライドや面子を重んじる「変化にも玉座」のタ イプ。蠍座は変化を迫られた時には、まるでさなぎが蝶になるように決死の覚悟で臨み、そ の後大きく変容する「メタモルフォーゼ型」です。
活動宮(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)の星座は必ずしも適応性がある訳ではありませ んが、変化に対して受け身ではなく積極的なアプローチを取ります。
牡羊座は熱狂できたり競争心を煽るものであれば変化に飛び込む「カーレーサー型」。蟹 座はその硬い殻で外部の変化に抵抗しますが、内部や家族に関わることであれば変化を 始める「母は強し型」です。