今、自分に対する評価、反応を気にし、人に気をつかっている、謙遜をしている人たちの何気ない一言に投げやりで喧嘩腰のエネルギーが目立ち始めています。

こういう人たちは、悪気がないどことか自分よりも人の気持ち優先し、人の機嫌を重視し、人を怒らせないように！悲しませないように！傷つけないように！気分を害さないように！自分の発言、振る舞いに気をつかい続けてきたはずです。
子供の頃から癖になっている方ほどこの行為が”当たり前”になっているため、気づいていない人や、自分は気がきかない！と思い込んでいる人もいるでしょう。

人間は、自覚がなくても誰もがいろんな意味で成長することを望んでいるため、機嫌の取り方、気のつかい方、もっと完璧に！もっと先を読んで！とどんどん過剰になっていくのです。こうして文章にすると、わー！それは大変だ！と思えますが、『空気を読めない人』に対する非常に厳しい日本人のしきたりにも似た考え方に多くの人が振り回されています。
本当の自分を表現できずに自分がわかなくなっている人も、こういう社会に蔓延する古く偏った考え方に合わせよう！合わせよう！としてきたのが原因です。

それだけ人間って気づいていないだけで、それぞれが何かに一生懸命であり、必死なんですよね。

人の反応や評価を気にし、気をつかい、相手に合わせ自分の言動を変える行為は思いやりであり、人に好かれると言われていますが事実はどうでしょう？

正直になれば、相手のためではなくて、思いやりでもなく、話し合うことがメンドクサイ、嫌われたくないという自分を守る行為なんだから一周まわって自分のためだよね？（笑）
それに、どう反応しようが、反対意見を持とうが、好きになろうが、嫌いになろうが、受けようが断ろうが、気が変わろうが、人（人格、性格）が変わろがその人の権利ですよね？
こういう反応するのを許可するわ！こんな風に私を見てよね！笑ってよね！って明らかに、その人のちょっと先の未来を自分の思い通りにしようとしている自分勝手な行為になります。
そうじゃない？

どんな面にも両極が存在しています。そして、今バランスを実現する時代であるため、真逆な自分が顔を出します。
つまり、人の気分、反応を気にし、選択する権限を相手に渡している・・・へりくだり、下手に出ている自分には必ずおごり高ぶる自分がいるのです。
自分に自覚がなく
『私なんてダメです。あなたの方が立派です！あなたのことを尊敬しています！！』
『私には力がありません。力のあるあなたについていくしかないんです！！』と態度や言葉にしても、上から目線の偉そうなあなたのエネルギーが相手、周りにバレるのです。

今、地球に来ている刺激的なエキセントリックなエネルギーについつい刺激を受け、ポロっと『投げやりで喧嘩腰』なエネルギーが言葉にくっついちゃうんですねー。

何よりもへりくだっている自分を高飛車な自分がいつまでも許せるはずもなく、自分の中にうつうつとしたアンバランスな争いが起こり始めているはずです。
このうつうつな自分のエネルギーや、自分のへりくだり過ぎている態度に嫌気がさしていることに正直にならなければ、生活の中で自分以外の人（グループや組織）との間でいろんな争いごとを経験するでしょう。
この争いとトラブルのポジティブな面は自分の正直な気持ち、アンバランスさに気づいて変えるチャンスなんですね。
私たちは人間です。すぐに気づき、すぐに変え、すぐに成長できるなんて期待しないことです。
地味に気づき、大きな心も持って自分を励まし、一つ一つ丁寧に根気よく自分のペースで自分だけのやり方でクリアにしていくしかないのです。

人と関わるのがメンドクサイと言っている人は、実は自分自身と関わることがメンドクサイのです。
本当の自分の声を聞くのがメンドクサイのです。自分自身との対話がメンドクサイのです。
自分自身と正直なコミュニケーションできれば、人とのコミュニケーション能力は自然と上がります。

自分自身を、自分の人生をつまらなくしているのは環境でも社会でも誰でもなく、自分なんですね。
いつまでも犠牲者顔、弱い人顔、良い人顔、特別な存在顔するのやめにしない？
自分の顔、心、自分自身を自由にしよう！それが自分を信頼するということだと思います。