目の前にはこの先進むことが可能な三つの道があるのを感じます。遠く離れた左と右には一見「大丈夫かな？」って感じの一本ずつの細い道がありますが、中央の道はやや広めで無難に進めそうです。

長くなるので最後の部分だけ書きますね。無難に感じるし周りも賛成するし「もうこれしかない」と思って選んでしまう中央の道が快適なのは最初だけ。次第に進みにくくなりやがて行き詰まってしまうことになるのです。

左右の両極にある残りの二本の道は今自分が居る位置から少し離れた場所に移動してからスタートしなきゃならないし、上にも書きました通り「大丈夫かな？」って感じの不安も伴う細い道。しかし、試行錯誤しながらも最終的に目指す未来へと繋がって行くのはこの細い道だったのです。

多くの人が選ぶ無難に見える生き方が不安定になり行き詰まってしまうケースが増えそうです。混雑の中で行き場を失うことになるリスクを想定しておく方がいいでしょう。今私たちが体験している変化の時代を生き抜くには「無難」という安心感は全くあてにならないのです。

意外にも正解となるのは両極の発想です。例えて言うなら旅先を北海道か沖縄のいずれかで選ぶと言った両極。挑戦に次ぐ挑戦を覚悟し徹底してやり抜くことに命を賭けで挑むのか、全て何もかも撤収して一切何もしない生き方に徹するのかと言った両極です。

最も無難で安全だと思える選択が裏目に出るケースが拡大することになるでしょう。危なっかしいと思えることがいざ蓋を開けてみると意外なほど安全だったってことがあるだろうし、あまり人が思いつかないような発想の中に大ヒットの可能性が隠れていたという事例がこの先増えてきそうです。