見た目も会話のセンスもいいし性格も明るく良い人だと思って付き合い始めた相手が年月の経過と共に陰険でイヤな人だったと感じることがあります。これとは逆に第一印象からパットせず性格的にも合わないと思っていた相手だったけど、気乗りしないまま付き合ってみると不器用ながらも憎めない側面があり、いざという場面では我が身を顧みずに親身になってくれ運命を感じる人だったみたいなことがあります。

占いで言うなら前者は今の相性は良くて未来の相性は芳しくないという関係であり、後者は今の相性は良くないが未来の相性はバッチリという関係です。

「もし結婚するならどちら？」と聞かれたなら答えに迷う所です。いずれを選ぶかは他人がどうこう言う問題ではなく本人が決めること。結婚した後どうなるのかなんて蓋を開けてみなきゃわからないわけですからそれまでの人生経験と直感の働きだけが頼りです。

心地よく感じる時にはハートに共鳴現象が現れており、心地悪い時には干渉を起こしているのです。共鳴する時には近づき、干渉を起こしたなら距離を取るのが自分に正直に生きることです。

二人が共鳴し強く引かれ合っているのにいつまでも離れ離れでいるのも不自然だし、干渉を起こしバチバチと火花を散らしてばかりいるのに常に一緒に居るというのもおかしいのです。

どういう相手と結婚したら幸せになれるかと考えることがあるでしょうけれど、どんな素敵な人にだってイヤな面の一つや二つはあるんです。イヤな部分だけに目を向け続けたなら心は冷めてしまいます。また、自分のネガティブな感情や至らぬ態度が相手に反射して戻ってきている場合も少なくありません。

目の前の相手があなたに幸せや不幸をもたらしているのではありません。大切なのはあなたがどういう気持ちでどう接するのかに尽きます。幸せに過ごすのも不幸を増幅して不快な気持ちで過ごすのもすべて自分次第なのです。