「これだ！」と固く心に決めたはずなんだけど、やがて心に迷いが生じることになる人の姿を感じます。これって「さてどうする？」という神様の試しのような気がするんですが、みなさんはどう思いますか？

今日は久しぶりにイタリアレストランでランチを食べようと出かけたのに、途中の鰻専門店の店頭で焼いていた鰻の蒲焼きの匂いについつい惹かれてしまって、その日のランチはうな重になってしまったみたいな例なら、笑って許されるでしょうけどね。

もしも愛を誓い合った相手とは別の人に心惹かれてしまったみたいなことが起こったならちょっと心穏やかではありません。最初は「こんなのただの気の迷いだ」と自分の思いを否定してみるでしょうけど、気の迷いではなくて結構本気になっている場合もあるかもしれません。

こういう時どうすべきかはそれぞれ本人の問題ですから、私がとやかく言う立場にはありません。でも空から神様が笑いながら見ているかもしれない。「さてどうする？」ってね。

心に迷いが生じ、一時的に心変わりを体験したものの、再び最初の選択に戻るってケースも結構あるんです。心変わりしたけど短時間で気持ちは冷めて行き、心地よさは急速に消え去っていく。そして最初に「これだ！」と思ったものや人に再び心が戻っていくのです。そんなの自分勝手でずるいよ、許せない！と思うかもしれないけど、それが愛すべき一般人のごく普通の姿なんです。

心変わりを体験したものの、再び最初の選択に戻った場合、やはり最初の選択が自分にはベストチョイスだったのだと身にしみて感じるはず。もう簡単に心がぶれることは無いでしょう。今度こそ本気で最初の選択を大切に守り続ける決心をしてください。

しかし現実はクールです。自分が蒔いた種は自分が刈り取らねばなりません。もしも浮気をした旦那さんが心を入れ替え家に戻ってきた時に、もう過ぎ去ったことは水に流そうと思えたなら許してあげてもいいけど、「このヤロウ、絶対に許せん！」と拒絶の思いが心を占めているなら、容赦なくさっさと家から追い出してしまえばいいのです。