誰もが自分にとって一番ベストな方向に向かって進みたいと願っています。その先に何があるのかを明確に心に描いている人もいるだろうけど、もし無難にそこにたどり着いたとしてもそこがゴールではありません。人生の旅は命が尽きるまで残されているからです。

今の自分にとって一番ベストな方向って必ずしも明るいお花畑とは限らない。よりによって自分の魂が暗黒の奈落の底を目指している時だってあるのです。徹底して落ち込まなきゃ目が覚めない時とか、行きついた先でしか学べない大切な学びを得たいときにはそうなる場合があります。

誰だって自ら進んで暗闇に落ち込みたくはない。しかし自分の魂がそうした流れを選択した場合は否応なく暗闇や激流にも飛び込まなやならないのです。「そんなのイヤだ」とか「かわいそう」とかは無いのです。自分がそういう流れを選んだのだと覚悟を決めてください。

暗闇や激流に転落する選択。その時には意味が分からないから、自分の人生を嘆いたり恨んだりするかもしれない。それは致し方ないでしょう。しかし長い月日が経過し、過去を振り返った時「あ！そうか・・。本当の自分を生きる為にはあのしんどかった体験を迎える必要があったんだな」と気が付きます。

「この先どうすればいいのか？」という思いに対しては人の意見に左右されずぜひ自分で答えを見つけてください。進み行く先がしばらくの間は明かるかってもやがて暗転していくかもしれない。もし運悪く暗闇に落ちてしまってもそこから新しい自分に生まれ変われるかもしれない。

でも最後に本当の自分を発見し胸を張って生きることに繋がったなら、暗闇に落ちたことが不運なんかじゃないのです。