2020年5月10日に日本と世界からオンラインで参加できる、明日香天翔の誰にでもできる自己浄化とエネルギーリーディングのワークショップ1のお申込み　

映画やお芝居を見終わって「ああ、よかった～！」とじんわりと感動の余韻が残ることがあります。見ている途中でも胸がいっぱいになってポロポロト涙が溢れ出すこともある。こういう時って、ただ何も語らずそのまま静かに感動に浸っていたい気がします。

「え？何がそんなに？一体どの部分がどういう風にどういう感じで良かったの？」と人から聞かれても、あまり事細かく答えたくないかもしれない。中途半端に言葉にして表現すると全く違うものになってしまわないかというのも心配です。

愛し合う二人の心の状態も似ているかもしれませんね。「私たち心から愛し合っています。今の二人の思いはとうてい言葉では表現できません」みたいなセリフを今まで幾度となく聞いたことがあります。きっとその時は本気でそうだったはずです。しかし月日が経過しますとそんな気持ちはすっかり薄れてしまう。

話しは変わりますが、気脈診では通常、左手の手のひらの感覚で人やモノや空間のエネルギーを感じ取ります。温かいとか、ビリっとしたとか、もぞもぞした感じとか感じ方は人それぞれです。エネルギーリーディングの練習を始めて間もない時は、エネルギーを感じたその瞬間に「うーん、すごい！」と叫んでしまうことがある。私もそうでした。自分が初めてエネルギーを感じたことに驚き感動してしまうのです。

敏感に何らかの感覚を受け取ることが出来たのは確かにすごいことかもしれない。でも「あなたが受け取ったエネルギーの何がどういう風にすごいのですか？」と尋ねられると、なかなか答えられない。何らかのエネルギーを体感で感じることは出来たけれど、そのエネルギーの意味についてまでは理解できていないからです。私も練習を始めた頃は自分の感じたエネルギー感覚を言葉にすることがなかなかできませんでした。

打開のためのヒントを私の体験をもとに簡単にご紹介しますと、自分には出来ないと思っているから出来なかったのです。出来ないと思い続けているといつまで経っても出来ません。やれば出来るに違いないと考え方を変え、繰り返しトライしてみることに尽きます。

冒頭に書きました感動した映画やお芝居の場合も、出来れば何がどういう風に良かったのかを第三者にリアルに語れた方がいい。その映画やお芝居に携わった関係者の人たちの立場からすると、観客からの包み隠さぬ感想や、どの部分がどういう風に素敵だったとか、どう感動したかは是非とも知りたいはずです。冒頭でも書きました「え？何がそんなに？一体どの部分がどういう風にどういう感じで良かったの？」ってことをきっとすごく聞きたいと思いますよ。自分の内側にある思いや認識を言葉にして表現することはとても大切です。

いくら自分の内側で十分に理解している思っていても、その内容をきちんと言葉で表現出来ないままでは50点。「よーし！失敗してもいいし人に笑われてもいいから何が何でも言葉で表現してみせるぞ！」と言ったオープンな心意気が大切なんです。