色んなことが上手く行き運気が上昇する時があります。それは人の何倍も努力したからであり、そうなって当然と胸を張って語る人もいれば、そんなに努力したわけでもないのになぜかそうなったと笑顔で語る人もいます。しかしいずれも自分を取り巻く上昇気流に乗り上に登って行ったのです。

何もかもが上手く行き、そこそこ収入が増えるとか地位が向上するとかしても、気持ちはそこで止まりません。更にもっと上を目指したいと願うのは人の常。しかしいつまでも今までと同様に上手く行くとは限りません。人の何倍も頑張ったのに、なぜか手ごたえが感じられないばかりか、状況は頭打ちとなり、やがて何もかもが上手く行かず下降を始めることも珍しくないのです。

今朝の気脈メッセージは「それでいいのだ」と語っています。ずーっと上昇してきた流れもある時点で頭を抑えられ下降へと向かうのは循環の流れなんです。循環とは床下暖房をしている部屋の床付近の空気が温まり軽くなって上昇するも天井付近で温度が下がって重くなり床に向かって下降する光景をイメージしてみるとよくわかります。床まで達した空気は再び温まり上昇することになります。

人の人生も同様です。上昇気流に乗ったように何もかも上手く行っていたことがやがて下降を迎える日が来るのです。しかし、永遠に下降し続けることにはならずやがて上昇に転じます。

私たちは循環の流れの中に生きているのだと思えば納得がいきます。もし自分が下降の流れの中に居る時にはいくら頑張っても努力はなかなか形にならず上手く行かないのです。今の不調は循環の流れの一環であり起こるべくして起こっているのなら、その現実を受け入れ流れが変わるのを待つ姿勢が賢明です。