自分らしく生きるのは素敵なことですが、自分が認識している自分らしさって果たして本物なのかなと思ったことはありませんか？紛れもなく本物である場合もあるでしょうが、残念ながらただの思い込みに過ぎず的外れである場合もあるのです。

人生を歩み行く内に自分が認識していた自分らしさが的外れであったことに気づく場合があります。ちなみにこの記事を書いている私自身も長い間、的外れの勘違いをしていた一人です。

いつ気付くのかは人それぞれ。比較的若い内に突然気付くこともあれば、晩年を迎えもうやり直しが効かない時期になってから気づくこともあります。出来ることなら、もう一度立ち上がりやり直しの出来る若い内に気付く方がいい。

自分が認識していた自分らしさが紛れもなく本物であったなら、それは素晴らしいことだと思います。しかし、個人的には見事に的外れをやらかした私自身の体験も捨て難く、長い目で見たならまんざらでもなかったと感じています。

自分らしく生きてきたつもりがどこか違っていて上手く行かず、本来の自分じゃないと思われる自分を生きてみたところ、妙にぴったりと合っていることに気付き驚くことがあります。永い眠りから覚めたようなすがすがしさが身体中に広がり、既に忘れ去ってしまっていた心地よいときめきのバイブレーションが胸のあたりに起こることになります。

人生何が起こるかわからないし、どう展開していくのかもわかりません。でもそんな中で、自分の体験を通して本当の自分を見つけて行くのは決して間違いじゃないと思います。というか若い皆さんには是非おススメです。

体験する前から何もかも答えを知っていてすべてを見通している悟りの人みたいに生きるのはつまらない。繰り返し失敗してもいいから、ときめきの心を失わず自分の思い通りに生きて行きたいものです。