「あ、ごめん。ムリ～」と席を立ち、直ちにその場を離れて行く女性のエネルギーを感じます。私にも経験があります。こういう時ってありますよね。もうひと時もその場にはいたくないという拒絶感が全身に沸き起こるんです。

何が無理なのかよくわからない時もあります。しかし明らかに身体が拒絶反応を示しているならやはり無理なのです。ぐっと辛抱すればもうしばらくその場に居続けることは出来るのでしょうけど、いくら時間が経っても本人にとって無理なものは無理なんです。

その場を立ち去ること対して一部の人達から対応が非難されることがあるかもしれません。でもそのことが原因で気まずくなったり疎遠になったりする人間関係ならためらう必要はありません。そのまま縁を切ってしまえばいいのです。

多くの場合、いい人は好かれるし周りからも歓迎されます。だから自分もいい人になろうと努力することになります。でも世間で「いい人」と評価されるのは相手にとって「都合のいい人」なんです。

人が喜んでくれるなら相手にとって都合のいい人でも構わないと思う人もいるだろうけど、都合のいい人というのは相手にとって都合がいいことだけが評価されているわけです。何らかの事情で相手にとって都合がいい人でなくなったならあっという間に不用品や粗大ごみに成り下がってしまう可能性があります。

そう考えますと、いい人でいる必要など何もない事になります。人生は一度きり。もっと自分を大切にしてもいいのではありませんか？