禅の極意を学ぶ為、長い間山奥のお寺で修業をしていた青年が、待ちに待った禅の導師との面談日がやって来ました。青年の修行の進み具合に合わせ最も必要な指導をしてもらえるのです。
さて今日は禅の師匠からどんな言葉を語りかけてもらえるんだろう。ひょっとして禅の極意を授けてもらえるかもしれないなどと緊張して座っていますと、年老いた導師は穏やかな笑顔で青年に語りかけました。
『どうです？修業は順調に進んでいますか？』
「は、はい。おかげさまで毎日精一杯修行を続けさせて頂いております。」
『ほほう・・。それは何よりです。ところで、ちゃんと朝ご飯は食べて来ましたか？』
「はい、感謝して戴きました。」
『それはよかった。食べ終わったお茶碗はきちんと洗いましたか？もしまだなら綺麗に洗っておきなさい。』
「はい・・・。そうします。」
これで面談は終わりです。この会話の中に深い意味を持つ禅の極意が隠されているのだそうです。何だか難しいですね。
自分が使用した茶碗を食事が終わった後きれいに洗うという日常生活の中での何気ない基本となる一コマに大切な意味を見つけ出すことが大切なのです。
昨日のブログでお話した水晶のお話を思い出してください。いくら大切にしていても、もしも複数の人が手で触れたり持ち主のネガティブな感情が水晶にまとわりついて酷い状態になっていたり、水晶本来のエネルギーが消滅してしまっていたならそのまま放置していてはいけないのです。
先ずは水晶のエネルギーが以前の状態と比較して低下してきたことに敏感に気付かなきゃならない。そして何らかの方法で水晶のエネルギーを浄化をしてフレッシュな状態を取り戻しておくことが求められるのです。
『きちんとご飯は食べましたか？あなたが使用したお茶碗をきれいに洗っておきなさい』と『手持ちの水晶は便利に使用していますか？使用後の水晶は不要なエネルギーを洗い流しきれいに浄化しておきなさい」
場面と状況は全く異なるけど、私たちにとって一番大切な基本は共通しているような気がします。難解だと思われる究極の奥義は意外にも身近でさりげない行動の中にあるのです。
※使用後のお茶碗をそのままにせずきれいに洗っておくべきなのと同様に大切なパワーストーンだってフレッシュな状態が保たれることが望ましいのです。
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