人から「頑張りなさい」と言われ、自分でも「そうだよな、もっと本気で頑張らなきゃなぁ」と思うんだけど、考えるだけで「はー」ってため息が出るし、しんどくて気が重い時があります。自分に合わないことや好きじゃないことをする時は決まってそうなるものなんです。

それに引きかえ、大好きなことをする時って自分の反応は様変わりです。頑張ろうなんて思わなくても勝手に体が動くし、時間も忘れて集中して取り組むことだってへっちゃらです。朝目が覚めて、今日も大好きなことが出来るんだと思った瞬間に目の前が明るく輝き出すことも少なくありません。

人間て勝手だなぁと思うより、好きなことを自分の仕事に出来たならどんなに素敵なんだろうと若い頃よく思いました。もしも好きじゃないことをして生きる毎日でも、受け取ることになる成果が大きい場合は、それが生きがいやりがいに繋がるので満足感は満たされます。「しんどいけど、がんばろう」と素直に思えるんです。

でも、ため息が出るほどしんどいだけで何の見返りもなく何も得られない毎日がずっと続いたなら、さすがに嫌気が差してやる気を失ってしまうことになります。これはごく自然で正常な反応であり「なんて私は怠け者なんだろう」とか「どうして他の人たちのように頑張れないんだろう」と自分を責めることこそが筋違いなんです。

この先どう生きるべきかを考えた場合、頭で思いつくのは優等生まがいの答えばかりです。「ホントは自分がどう生きたいのか」という正直な自分の気持ちには常に重い蓋で閉じられていたのではありませんか？

世の中には今世で大切な役目を持って生まれてきている人がいます。そうした人たちがあまりにも大きな勘違いをして生きていると、何もかもが上手く行かなくなるくらいのレベルのハードなアクシデントに見舞われることになるのです。

これは「早く目を覚ましなさい」という神様からのサイン。今の自分の生き方や考え方に対しそろそろ目を覚まさなきゃならない勘違いやネックとなる問題があったのです。「起こるべきことが起こったのだ」と素直に受け入れた方がいいでしょう。絶望から立ち上がり自分にとっての真実に気づくことの出来る大きなチャンスがやって来たのです。

「私はどう生きるべきか？」と言う問いは、生涯自分について回ります。しかし心配は無用！何の迷いもなくなり「そうだ！私にはやるべきことがあったんだ」と気づく時がきっとやって来ますから。

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