
イラストをご覧ください。では、物語へと続きます。
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これは、独り(一羽)残って、他種の卵を孵化させようと粘る渡り鳥の物語です。
あるところに、もうすぐ飛び立つ渡り鳥のグループがいました。この物語の主役はその中の一羽、まだ若くて独り者(?)の渡り鳥です。好奇心が旺盛で、いつも何か面白いものはないかなー?とキョロキョロ&ウロウロしているので、”危なっかしくて落ち着きがない”と言われています。母鳥は、父鳥に”もう少し大人になると落ち着くかしら?なんか心配だわ”と何度となく呟いていました。父鳥は、”まあまあいいじゃないか。好きにさせなさい。”と寛大なのか、無関心なのか(笑)彼のことを見もせず食事を続けていました。
ある日、いつものようにキョロキョロ&ウロウロしていると、孵化して割れた卵の中にポツンと一つだけ、孵化していない卵を見つけました。”うわ!!卵見つけた!”と嬉しくて嬉しくて歓喜の声を上げました。
その声が、ある程度チリチリバラバラに行動していたグループ全体に響きわたり、”た、た、卵!?一体何事!?”みんなが彼の元に飛んできました。”見てみて!ほら。一つだけ割れてない卵があるよ!!僕、温めようかな!!”と話すと、仲間は口々に、
”なんて、バカなことを言うの!!”
”ダメダメダメダメダメダメーダメよ!!”
”それは、蛇の卵だぞ!!”
”ぎゃあああああああ!!ヤダ!!”
”踏んづけちゃってよ!!”
かなり大騒ぎになりました。
仲間の慌てぶり&母のお怒りぶりに一瞬、怯んだ彼でしたが、すぐ持ち直すと”だって僕、卵を産んだことも温めたこともないんだもん。この卵は小さいし、試しにやってみる!”その一言に”ぎゃああああ。なんて子なんだ!”とまたまた大騒ぎです。何を言われても、”ヤダヤダヤダヤダヤダヤダ!!温めるんだ!”と他勢に負けない大声で叫び続けます。何を言ってもダメだと悟った両親と仲間たちは、
”呆れた!!もう知らない!!”
”私たちのそばに来ないで遠くでやりなさい。”
”でも、あと数日で出発だからな!!”
それから仲間たちは、彼から距離をと取った離れた場所で出発に備えることにしました。
数日後、出発の時。彼の元に卵の様子を見ながらそおっと集まった仲間たち。
”やれやれ。変わりはないな。”
”さあ、行くわよ。”
と声を上げました。
すると、彼は、
”え!?まだ無理!!もうちょっとだと思う”と答えました。
それに対し、誰かが”何を根拠に。いいから行くよ!!”と悟るように声をかけました。
”もう先に行ってて、絶対に追いつくから。”
(こいつは、頑固すぎる。説得は無理だな。置いていこう。)と仲間たちはアイコンタクトだけで理解し合い、
”これからこの場所では、絶対生きていけないからね!!”
”命が大事だと思うなら、せいぜい2~3日以内にここを出なさい!”
”わかったか?”とできる限り彼のサポートとなるような言葉を口にしました。
”はーい!!わかったー!!”
と両親や仲間の真剣な言葉とは真逆な能天気な返事です。
”さあ、もう我々は、行こう!!出発だ!!”
やれやれと思いつつ気持ちを切り替え、仲間たちは飛び立ちました。
”じゃあね!みんな、気をつけてね!!”(この挨拶を聞いて、全員心の中で叫びました。気をつけるのはお前だよ!)
出発までのタイムリミットは、3日。
一日目、二日目、何も変わりません。”ああ。明日か。まあ仕方ない”そして出発の日の朝、彼は卵の表面を優しく突きながら声をかけ始めました。
”ねえ。ねえ。卵の中にいる誰かさん。聞こえてるー?そもそも、生きてる?僕、もう行かなくちゃいけないんだ。僕だって、死にたくないからさ!!君も生きてたら、今すぐ出てきてよ”
ツンツン、最後の一突きをしようとしたその時です。メリッ、卵が少し揺れたかと思うと、メリメリメリメリ!なんと割れ始めました。
”うわ!生まれる!”嬉しそうに叫んだすぐ後にニョロッと長い舌とともに赤ちゃん蛇が顔を出しました。
その瞬間!
”ぎゃああああああ!!蛇だ!!怖いよ!!うわあわわわわわわわ”とおぼつかぬ足取りで空へと飛び立ったのです。
彼が自分自身で望みを叶えた最高の旅立ちとなりました。
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⭐︎参考までに。
あなたの中に眠っていたストーリー(記憶・経験)
若くて独り者(?)のオスの渡り鳥、好奇心旺盛(それが無意識の状態で出るとキョロキョロ&ウロウロと落ち着きがないと勘違いされてしまう)
有言実行する(粘り)強さを持っている=自分の望みを自分で叶えるための努力(行動)は惜しみなく発揮する。
無謀に見えるが一線は超えない。危険を回避する冷静な判断力と行動力を持っている。
真っ直ぐな正直さにかわいらしさを兼ね備えている。
眠っていたとは言え、細胞レベル(エネルギーレベル)に刻まれているストーリー(経験。記憶)なので、影響を受けている考え方、才能、性質(性格)など、あたらめて自分を理解するため、整理するために、伸ばすためなどに使ってください。