人生の目的、お金、学歴、仕事、そういうものだとすり込むことによって、一部の人たち、グループが特をするようにすり込まれてきたと思います。みんなそこに向かわせ、うまく上でコントロールし、多くの人はそれに乗せられているんだろうなと。数年前まで、バランスの実現と言われてきたけれど、今はそうも思いません。今は生きることはあらゆることを味わうことだと思うようになりました。いろんな生命と出会い、経験をして分かれていくことであらゆる感情を味わうし、経験します。味わいたくないこともたくさんありますが、等しくすべてを経験してまた次の流れに流れるってことじゃないかなと今は思います。味わいたくないことさえ味わうのです。
誰々がいいって言った。誰々が悪いって言ったじゃなく、自分で感じて決断して経験に飛び込むことを繰り返すのが人生かなと。それによって味わいたくないものも味わいますが、それでいいんだと思います。無駄だった、失敗だった、そう思ってもそれも必要な味だし、そんなもんじゃないかなと。味わえば味わうほど、本当にあらゆることがばかばかしいし、そんなに真剣、深刻に生きる必要なんてないって気づく気がするのです。自分の責任で決めて経験をしない人ほど、いつまでも自分以外が気になり、真剣、深刻に生きるんじゃないかなと。私の人生もう30年なんてないでしょう。だからこそ、楽に生きていこうと私は思います。
伊藤仁彦