物心つくかつかないかの頃、多くの人が『人の気持ちを考えなさい！』と他人優先だと教えられ、注意され、怒られて育ちます。
そして『他人の気持ちを考えて行動すること＝思いやりの心』だと叩き込まれます。
思春期以降なら『えー！？何でーー？自分の気持ちはどうなるの？』と疑問を持てただろうし、自分の気持ち、意見に沿った選択ができたでしょうが、大人は一枚も二枚も上手です。
言いなりなるしかない幼児期・幼少期に教え込みます。流石！
素直＋真面目＋正義感＋責任感＋リーダーシップという性質を多めに持って生まれてきた人ほど、大人の言う事を聞かなくては！大人の期待に応えなくては！になってしまいます。
自分はさておき、人の気持ちを感じ取ろうと必死になるわけです。
でも、人の気持ちなんてものはその時の気分、些細な出来事によりコロコロ変わるものです。
昨日まで『すっごく大好き―♪』って言ってたのに、本人にしかわからない何かの出来事により『大嫌い』になっている・・・特に子供の気持ち・気分は目まぐるしく変わるし、大人は大人で先生、親、近所のおじさんおばさんも忙しかったり、人間関係でイライラしたりで子供より気分の浮き沈みが激しかったりしますよね？
私の高校の数学の先生は巨人が負けた次の日、明らかに機嫌が悪かったもんねー。
自分の本当の気持ちさえわからず、向き合うどころかいかに逃げるか、避けるかにエネルギーを使っている人が多いのに、人の気持ちを考えて行動なんてしていたら振り回されるだけじゃなく、せいにされ、トラブルになる可能性大です。
今、感情的に不安定な人が多いのは、人の目、評価を気にし、自分に向き合えず正直な行動がとれずに不満が溜まり、結果、人や社会のせいにするという歪んだ狭い輪の中を生きているからです。

トラブルの例として、
笑っている顔の下に、怒った顔を持っている人と、泣いている顔を持っている人がいます。
本人は隠しているつもり、抑え込んでいるつもりなので自覚はありませんが、他人の気持ちを読み取ろうと必死になっている人は、この笑顔または、無表情仮面の下の顔に気づきます。
統計的にはすっごい厳しい親（大人）の教えを受けて育った人は、泣き顔に弱く、怖がりで臆病な親（大人）の教えを受けて育った人は、怒り顔に弱いんです。
泣かないように！怒らせないように！とせっせと世話を焼き、乗せ、アゲアゲにさせます。
そして、意味がわからなくいい気分にさせられた泣き顔と怒り顔の人たちは、まんまと調子に乗ってしまいます。
これに、頑張って人の気持ちを考えてきた世話焼きさんが気づき、問題勃発です（笑）
バランスの悪い関係はロクなことになりません。
古い考え、教えは今の時代、バランスの欠如になるから気をつけましょう。
問題勃発！紛争勃発！を刺激的！とする人ならいいけどねー。
私は一抜けたーーーー(^^)/
自分にやってくる問題と課題をクリアにすることだけで精一杯です。
さあ、今日も一日頑張りましょう。