君は、どこまで自分を知っているだろうか？
君は、どこまでが自分だと思っているだろうか？

君を含め人間は、思考を自分だと思っている。
誰かに言われ続けてきたことを自分だ！と言い。
過去の記憶をたぐり寄せ、本当の自分はこうだ！と言う。
前者はすり込みであり、後者は過去の自分だ。
本当の自分とは、今を生きている自分であるということに気づいていない。

君は誰かに聞き、記憶をたどりよせ、頭の中で自分を組み立てようとしている。
まるでパズルだ。
確かな記憶、真実に基づく意見、それを合わせたところでフェイクだ。本当の自分ではない。

今を生きている自分は、自分が本当に欲しいものを知っている。
本当に欲しいものを知っていれば、既に持っているものも知っている。
だから、それを手に入れるために自分がすべき行動がすぐにわかる。
後は、行動に移すだけ、それに向かって努力するのみだ。
人生はこんなにシンプルだ。

私の葉はバラバラで揃っていない。人間の目ではオカシイと思うだろう。
だが、一つの葉は登る太陽を、一つの葉は日中の太陽を、一つの葉は沈む太陽をそれぞれが日の光を集めているのだ。
一つの葉は空から降る雨を、一つの葉は雨の飛沫を、一つの葉は他の葉へ届けている。
それぞれの役割があって私は実をつけられるのだ。

自分の人生に必要なものはそろっている。まだ足りないというのなら、自分を存分に活かしていないだけだ。
なぜ活かせないか？過去を探し、過去の自分にとらわれ、今の自分を見ていないからだ。
今を生きなさい。今を生きなければ本当の自分に気づけない。自分の持っているものすら見落とすだろう。

君が持っているものは、君以外、誰も知らないのだ。