薄暗くて寒い洞窟の中で複数の小動物が一か所に寄り添って暖を取り互いの身を守っている光景が見えます。こういう行動を取るのは小動物の特徴ですね。ひょっとして、私たち弱者である庶民も寄り添って身を守りなさいということことが語られているのでしょうか。

過去を振り返りますと、何人ものカリスマ的な生き方をする人物に出会いました。彼らはそれ相応の権力と実力を併せ持っています。人々は彼らに一目を置き、彼らが語る言葉に従いました。でもあまりカッコいいとは思いませんでした。その振る舞いのどこかに、自分の力を自慢し周りに見せびらかせるガキ大将ってイメージがあったからです。

過去に出会ったカリスマ的な人物にはある一つの共通点がありました。大勢の人に認められたいという願望を持ちながらも、自分より実力の劣る人たちを心の中では鼻で笑ってバカにしていたところです。そして必ずと言っていいほど口にした言葉があります。「ふん！キミたちのような弱い人間はすぐに群れたがる。そうしなきゃ何もできないんだな（笑）」その言葉を聞くたびに何だかイヤな気持がしたものです。

今朝の気脈メッセージを受け取った瞬間、過去に出合った数人のカリスマ的な人たちのことを思い出しました。そして弱者である小動物が一か所に寄り添って互いの身を守るのは果たして恥ずべき事なんだろうかとも思った。いや、決してそんなことはないはずです。

ビジョンで見えた寄り添う小動物の光景に意識を合わせてみましたところ「拡散」のキーワードが現れました。つまり共に自らを守る為に寄り添うが、難局を切り抜けたなら、それぞれが自分の進むべき方向に別々に広がり散らばって行くらしい。

一時的に寄り添うのはリスクを最小限にとどめて生き抜くための有効な手段であり、決して現実から逃避する卑怯な行為なんかじゃないのです。困った時にたった一人で立ち向かうのは無謀です。一人で成し得なかったことも複数で力を合わせたならきっと乗り越えることが出来るのです。